「給排水設備研究会」様(MJ工場見学)
- 2016.02.09
メカニカルジョイント事業部の事業ドメイン(領域)は、「管工機材」となります。
その主要用途は、建築設備の給水、給湯、空調、排水、工業などの配管です。
ベンカンも含め各企業が、それぞれの立場で生産や開発に取り組んでいる訳ですが、第三者機関としての研究機関の存在も忘れてはなりません。
「NPO給排水設備研究会」様は、特定非営利活動法人(NPO 法人)で、1984年1月に任意団体として発足してから32年となります。
正会員312名、学生会員18名、賛助会員104社、合計434会員の規模で活動されております。
ベンカンは、賛助会員として参画させていただいております。
建築物件の仕様は、デザイン、機能、構造、工法など年々多様化しております。
対して、給水、給湯、排水配管などの水を扱う設備は、人間で言えば内臓器官であり、生命線でもあります。
※東京スカイツリー(ダブルプレス採用)
その技術の向上と図り専門家や関連企業の国内外の交流を目指して、様々な活動をされております。
その「給排水設備研究会」様の事業委員会の14名の皆様に群馬県太田市にあるベンカンのMJ工場と桐生工場をご見学いただきました。
MJ工場はメカニカルジョイント事業の生産拠点であり、桐生工場は溶接式管継手の生産拠点となっております。
ご見学では、製造体制の概要説明の後に、桐生工場の製造工程をご覧いただきました。
そして、その後、MJ工場では、ステンレス配管の「ダブルプレス」を中心として、塑性加工、溶接、検査の工程をご覧いただきました。
また、参加者の皆様からは、従来工法に対して、メカニカルジョイントの接合機能に関して不安視される声もありました。
そこで、実験室にて、引っ張り試験や水圧破壊試験などで性能をご確認いただいております。
また、「ダブルプレス」であれば、差し込み不足やプレスし忘れなどの施工不良につながらないためのセーフティー機能が備わっていることも十分にご説明させていただいております。
「給排水設備研究会」様ですが、その活動の中で、定期的に会報である「給排水設備研究」を発行されております。
そして、その2016年1月号で、工場見学の模様を記事にしていただいております。
今後は、「ステンレス配管のベンカン」として、改善すべきところは愚直に真摯に取り組みます。
その意味でも権威ある団体の皆様にMJ工場をご見学いただくと共に高くご評価いただけたことは、今後のモチベーションを高めることにならない訳がありません。
皆様のご期待にお応えできるように全力を尽くして行きたいと思います。
また、ベンカンでは、需要家の皆様に対して積極的に工場見学の受け入れを実施しておりますので、お気軽にご相談下さい。