「ノ―ラエンジニアリング」様
- 2017.01.16
配管プレファブ加工の代表されるメーカーであるのが「ノーラエンジニアリング株式会社」様です。
本来、現場で施工される配管加工の多くを、事前に専門工場で加工を施し、実際の現場では均一接合が可能な最小限の作業に留める省力配管を可能とするのが「配管プレファブ」です。
その加工拠点は、「愛知川工場」(滋賀県)や「東北ノーラ株式会社」(福島県)など、全国に6拠点がありますので、ほぼ、全国の現場を網羅することが可能です。
また、需要家の皆さまとへのご提案や打ち合わせの窓口となる営業拠点は、東京、愛知、大阪に3拠点を構えられております。
現場で施工される配管加工の多くは、「溶接接合」または「ねじ込み接合」です。
もっともポピュラーな「ねじ込み接合」は、80A(3B)が上限とも言われており、100A(4B)以上の配管を「ねじ込み接合」すると太さに比例して不適合率が高まるとされております。
それが、炭素鋼鋼管以上にステンレス鋼鋼管ですと、ねじ込みによる焼き付けが起こり易く、ますます、不適合率が高まってしまいます。
それ故に大きな口径やステンレス配管では「溶接接合」が多くなります。
ところが、施工の信頼性の高い「溶接接合」ですが、「ねじ込み接合」に比べ専門的な技術と設備が必要となってしまいます。
特にステンレス鋼鋼管の溶接技術は専門的なもので、知識がないままに施すと、炭素鋼鋼管よりも簡単に腐食してしまう場合もあるくらいです。
配管加工メーカーの最低限の条件は、優れた溶接加工技術となります。
「ノーラエンジニアリング」様の場合は、溶接加工技術の高さは当然ながら、スタブエンド(ラップジョイント)を溶接することなくルーズフランジを装着可能にした「ノーラ工法(つば出し工法)」やパイプから直接、枝だしを可能にした「バーリング加工(玉抜き)」などの優れた加工技術が髙く評価されております。
また、製品開発にも積極的で、「CFジョイント」、「フェライト系ステンレス加工配管」、「ステンレス連結送水管」、「NAPS工法」、「高温排水管用ステンレス鋼鋼管製伸縮継手」、「nowla-LP」、「ノーラコーティング鋼管」などがラインナップされております。
ベンカンとの関係性は、特殊な施設でしか使われていないステンレス配管を一般のライフラインに普及させるために活動しているステンレス協会 配管システム普及委員会の共にメンバーであることです。
ステンレス配管は、耐久性、衛生性、リサイクル率が優れていると高く評価されておりますが、どうしても施工性に課題がありました。
それらの課題を解決するためにベンカンでは、一般配管用ステンレス鋼鋼管に対応し、高いレベルで施工品質を均一化させることが出来る、メカニカルジョイントを製造、販売させていただいております。
しかしながら、そのメカニカルジョイントも最大口径で、60Su(外径60.5mm)までのラインナップに留まっております。
つまり、それ以上の大きな口径となれば、従来工法の「溶接接合」または「ねじ込み接合」での接合が余儀なくされてしまいます。
そこで、メカニカルジョイントメーカーと配管プレファブ加工メーカーとは協働関係にある訳です。
また、実際、メカニカルジョイントを付帯製品としてご販売いただいたり、配管プレファブ加工に欠かせない溶接式管継手は、ベンカングループのベンカン機工の製品もご利用いただいております。
今回、「ノーラエンジニアリング」様の堀田社長様、糸澤常務様、石川部長様にベンカンのMJ工場(群馬県太田市)にご来場をいただきました。
工場概要をご説明させていただいた上で、製造設備や水圧試験、水圧破壊試験、曲げ試験などのご見学いただきました。
水圧破壊試験では、15.0Mpa以上(拡管式)の水圧に耐えるメカニカルジョイントをご覧いただくことで、更なる信頼性を感じていただきました。
堀田社長様から、次の通りのお言葉を頂戴しております。
「製造工程、品質管理、性能試験を見学させていただき、よく理解できました。また、性能試験では、実際に破壊されるまでの水圧を上げる水圧破壊試験は初めてであり、大変印象に残りました。」
皆様、お忙しい中、お足をお運びいただき、誠にありがとうございました。
これからも、ステンレス配管の普及のために関係の強化と取り組みの成果拡大に尽くさせていただきたいと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
田中 利憲(Toshinori Tanaka) 営業部 部長