「ブラス金属工業」様
- 2016.12.21
「ブラス金属工業株式会社」様は、優れた製造技術と生産設備により、安定した高品質のステンレスパイプならびにステンレスチューブを製造、販売されております。
創業は、1938年(東京都文京区)で創業され、1961年に世界一を誇るツツジの里として知られる群馬県館林市に移転されました。
その製造品目は、大きく「継目無ステンレス鋼鋼管」、「溶接ステンレス鋼鋼管」、「BAクリーンチューブ」、「特殊管」に分類できます。
|継目無ステンレス鋼鋼管
シームレス鋼管との呼ばれる通り、圧延製法により、溶接による継ぎ目のないステンレスパイプです。
計装配管用、熱交換器用、構造用、自動車部品、工作機械など、比較的特殊な用途に用いられます。
|溶接ステンレス鋼鋼管
板状のコイルを丸めて溶接することで成形するステンレスバイプで、一般配管を主として様々な用途に用いられれております。
また、後工程で、内外面を引き抜き処置した「内外引抜溶接ステンレス鋼管」は屋内配管用、熱交換器用、構造用、自動車部品、工作機械など幅広い分野で用いられております。
|BAクリーンチューブ
還元性雰囲気または真空中で熱処理するブライトアニール(BA)処理と呼ばれる光輝焼鈍(こうきしょうどん)を施した、内面粗さを抑え気体・液体を潤滑に供給するために製造されたステンレスチューブです。
半導体装置向け高純度ガスや超純水用途の配管、他にも医療機器や食品機器分野などで使用されます。
|特殊管
引抜加工の技術により様々な形状が製作可能です。
エクステリア向けの化粧パイプや様々な特殊な用途に使用するユニークは異型管などの製造が可能です。
ベンカンとは、1978年(昭和53年)から40年近くの長いお付き合いをさせていただいております。
モルコジョイントやダブルプレスは、パイプ材を塑性加工して製造します。
その際のパイプ材ですが、市販の一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)を使用している訳ではありません。
塑性加工とは、「材料に大きな力を加えて変形させることによって、目的とする形状に成形加工する」ことですので、そのパイプ材には、寸法精度などの高い品質が求められます。
「ブラス金属工業」様には、このパイプ材を供給していただいております。
特に、その引き抜き加工の技術は、製品の品質を担保するための重要な要素となっております。
「小径ステンレス鋼管の製造では国内でも有数の規模を誇る当社工場では、製造設備と検査・試験設備の充実に努めています。
それが高品質の製品を作り続けるメーカーとしての責務だと考えております。
国内唯一の継目無ステンレス鋼管と溶接ステンレス鋼管の同一工場内でのリロールで、多様化するお客様のニーズにお応えするべく、小径ステンレス鋼管のスペシャリストとして努力しております。」
取締役社長 横澤欣明 様
ベンカンでは、バリュープロポジション(独自価値)の創造と拡大に努めておりますが、自社のリソースのみでは限界があります。
その意味でも、「ブラス金属工業」様をはじめとした社外の技術やアイデアを融合したオープンイノベーションの取り組みを積極的に行っております。
今後も、価値観の共有に努め、更なる良い関係を構築させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ブラス金属工業株式会社
株式会社ブラジメット
http://brasimet.co.jp/
群馬県館林市新宿2-7-1
TEL:0276-74-1001