「日比谷総合設備」様(新人研修2016)
- 2016.08.08
経営資源でもある人・・・人材育成は、企業にとって持続性のある成長を図る上で最優先かつ最重要な課題です。
それは建築あるいは建築設備業界においても例外ではありません。
先般、総合設備業者である「日比谷総合設備株式会社」様の新人研修がベンカンのMJ工場にて開催されました。
昨年に引き続き2回目の開催となる本研修は、今春、入社された技術者の皆様を対象とした基礎技術研修として実施していただいております。
今回、ご参加いただきましたのは技術統括部 阿波田部長様、真田部長様がご引率された24名の方々です。
座学では、「ステンレス配管のベンカン」として、ステンレス鋼の生い立ちから種類、特性、腐食を含め、その基礎知識を深めていただきました。
また、日頃、実際の施工に携わる機会がまだまだ少ない新人技術者の皆さんであることから、ステンレス配管対応のメカニカルジョイントの施工をご体験いただきました。
ベンカンでは、拡管式(BKジョイント)、プレス式(ダブルプレス)、ワンタッチ式(EGジョイント)の異なる接合方式のメカニカルジョイントを製造しております。
その強みを活かして、それぞれの施工をご体験いただくことで、メリット、デメリットを実感いただきました。
その後の性能確認試験の立ち合いでは、施工体験の際に配管したサンプルを使用して引抜試験、水圧試験、水圧曲げ試験、水圧破壊試験をご確認いただきました。
各種試験結果の優れた数値をご確認いただいた皆様は一様に驚かれており各メカニカルジョイントの信頼性をご確認いただくことができました。
それらのメカニカルジョイントを生産するMJ工場では、オートメーション化された塑性(冷間)加工、溶接(TIG)加工、品質検査体制をご見学いただきました。
特に検査状況と最終検査工程では、徹底した品質管理体制の元で完成して行く状況をご確認いただきました。
また、グループ会社である株式会社ベンカン機工の桐生工場が併設されていることから溶接式管継手(炭素鋼、ステンレス鋼)の製造工程もご見学していただき、同じ配管継手でもメカニカルジョイントとは、大きく異なるところを実感していただきました。
最後の質疑応答であったり、アンケートを拝見させていただくと多くの皆様から「今後の仕事に役立つ有意義な研修でした。」、「今後、実際の現場配属された時にはベンカンのステンレス配管を使いたい。」などのお言葉をたくさん頂戴し、本当に感極まる想いでした。
皆様、酷暑の中、更に遠い群馬県までお越しいただき、ありがとうございました。
これからの建築設備業界を担うことになる若い技術者の皆様に、微力ながら「ステンレス配管のベンカン」が何らかの貢献が出来ていたら幸いです。
今後も、ご質問あるいはご意見、ご要望、技術資料等の必要な場合は、遠慮なくお声かけ下さい。
そして、また来年、皆様の後輩の皆様のご来場をお待ちしております。
-personal profile-
塚本 高弘(Takahiro Tsukamoto) 営業部 開発営業課 週末は子供達とラグビーをしています