「日本管材センター」様(MJ工場見学)
- 2015.07.13
製造業であるベンカンの原点はモノづくりであり、その原点がMJ工場です。
それ故にお客様に対して、積極的に「普段、体験できない価値を持ち帰っていただく」ことをテーマに工場見学会を企画ご提案させていただいております。
この度、首都圏でトップクラスの物流量を誇る管工機材の専門商社である「日本管材センター株式会社」様の、入社5~6年の中堅営業スタッフ13名の皆様に社員教育の一環でご来場いただきました。
製造工程の見学(MJ工場・桐生工場)
事前に参加者の皆様にあった企画を立案するために営業本部企画室の寺崎室長様と綿密にお打ち合せさせていただきました。
群馬県太田市所在のMJ工場は、ステンレス配管を主体としたメカニカルジョイントの生産拠点です。
また、溶接式管継手の生産拠点である桐生工場が併設されています。
その立地を活かして、工程見学では、MJ工場だけではなく桐生工場も巡回していただきました。
同じ配管継手ながら、その工程の違いを感じていただけたものであると思います。
メカニカルジョイントの施工体験
日頃より、ステンレス配管をはじめ、メカニカルジョイントを販売していただいている一線の営業の皆様ですが、施工するとなると勝手が違います。
今回は、拡管式の「BKジョイント」、セーフティー機能付プレス式の「ダブルプレス」、ワンタッチ式の「EGジョイント」と異なる3方式の施工をご体験いただきました。
同じ一般配管用ステンレス鋼鋼管対応のメカニカルジョイントでも、それぞれの施工手順の違いをご理解いただけたかと思います。
一通りご体験いただいた後に、ダブルプレスでタイムトライアルを実施いたしました。
簡単な図面をご確認いただきながら配管を組み立てていただきますが、ちょっと、意地悪な図面に悪戦苦闘されておりました。
今回のタイムトライアルは、施工時間と完成した配管の美しさで順位を決めさせていただき、1位になったのは、第一営業統括部三部一課の荒牧さんでした!
性能確認試験への立ち会い
性能試験では、いくつかの試験項目に立ち会っていただくことができました。
中でも水圧破壊試験では、施工体験で作成いただいた配管をテストピースとして、水圧を掛けて行き、最終的に破壊まで持って行きます。
皆様、ご自身が作成されたテストピースということもあり、破壊片を見るのも真剣です。
ちょっとした、アクシデントもありました。
それは、BKジョイントの水圧破壊試験でのことです。
2.0MPa{20.4kgf/㎤}仕様のBKジョイントですが、10倍圧を超えて、29.0Mpa{295.8kgf/㎤}でも、なかなか破壊には至らなかったため、危険と判断し、試験を終了させていただきました。
破壊の瞬間をご覧いただきたかった思いと、優れた耐圧性能をご覧いただけたことの微妙な結果でした。
「どの程度の水圧で破壊するかを確認すべく水圧を上げましたが29.0Mpa{295.8kgf/㎤}まで上げても破壊出来ませんでした。
本締めを丁寧にやったからということもあるのかもしれませんが、品質の高さを実感した試験となりました。」石川様(第3営業統括部 1部 1課)
石川様をはじめ、ご自身が施工されたテストピースでの試験でしたので、試験後の確認では特に盛り上がっておられました。
皆さまに私共の工場を熱心にご見学していただく姿を拝見し、改めて、モノづくりの使命感が高まって参りました。
今後も、皆様と皆様のお客様方にベンカン製品を手にしていただけますよう、精魂込めてモノづくりに努めさせていただきます。
ご来場いただき、ありがとうございました。
MJ工場 工場長