「日本総合住生活」様(技術開発研究)
- 2011.10.13
昭和36年(1961年)の設立以来、50年にわたり、団地の居住環境整備や、団地生活のためのサポート、セーフティネット維持などの事業に携わられているのが日本総合住生活様(以下、JS様)です。
その長年に渡る実績は、団地にお住まいになられる方々やUR都市機構様、管理組合様のご要望にお応えしながら数多くの事業を手がけてられてきた信頼から生み出されるものです。
現在、JS様は、約100万戸の団地住宅(賃貸・分譲)の管理に携われております。
特にUR都市機構様の団地(賃貸)管理における実績は、素晴らしいものです。
お住まいのお客様が退去されてから、新たなお客様が入居されるまでの短い期間に、室内の汚損・消耗・機能低下などに対し、必要な補修を行う空家補修工事。
ライフスタイル等の変化に伴い、LDK化、バリアフリー化、設備性能の向上などニーズに応じた魅力ある住宅に再生するリニューアル工事。
浴槽の大型化、システムキッチン、洗面化粧台の取替など、室内設備のグレードアップを行うライフアップ工事 。
様々な視点や切り口でお客様のご要望にお応えして信頼を高められております。
JS様とベンカンとのお付き合いは、遡ること32年前の昭和54年(1979年)となります。
経年腐食により、赤水(錆び水)が発生する給水配管の改修工事に、一般配管用ステンレス鋼鋼管対応の「モルコジョイント」をご採用いただいたのです。
JS様には、常に変化し続けるお客様のニーズ、そして時代のニーズによりきめ細かく応えるための施設として、「スクエアJS」があります。
その中には、「技術開発研究所」、「ストック技術提案館」、「ストック技術実験館」などがあり、常に最先端の研究をされております。
ベンカンと致しましても、モルコジョイント以来、単なる製品のご提供に止まらず、共同研究も継続的に行わせていただいております。
共同研究により開発された製品の一つが「浴室排水トラップ改修キット」です。
昭和55年(1980年)以前に建設された団地住宅の浴室排水トラップの中には、経年腐食によって錆びや欠けが発生し機能が低下しているものがあります。
施工手順に従って更生することで、排水機能を回復させ、浴室排水の流れをスムーズにします。
また、「ミニ防水パン」を実現させるためには、僅かなスペースで勾配を設ける必要がありますが、それを実現させたのが、「排水管特殊継手・受口付ニップル」です。
さらに、リニューアル工事などで、既設のスラブ転がし配管を撤去する際、セーバーソーやグラインダーでの切断では、騒音や火花を発生、水漏れなどの問題を解消した「SGPカッター」の開発にも携わりました。
これらのお客様の生きた声を形にした製品は、多くの方々に高く評価されています。
JS様の技術開発の姿勢は、正に、ベンカンが目指すものです。
そして、その情報と発想を、今後も共有させていただき、より価値のある製品づくりに共に貢献させていただけたらと思います。
日本総合住生活株式会社
本社:東京都千代田区神田錦町1-9
電話[代表] :(03)3294-3381