「日比谷総合設備」様(MJ工場見学)
- 2015.11.06
ベンカンのメカニカルジョイント事業は、ステンレス配管に特化した製品開発を行っております。
その結果、一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)に対応したメカニカルジョイントは、拡管式、プレス式、ワンタッチ式の異なる3つの接合方式の製品を製造販売しております。
これは、業界唯一のメーカーであり、何よりベンカン1社の製品で、接合方式を比較できることを意味します。
先般、総合エンジニアリングサービス企業として、空気調和・給排水衛生・電気・情報通信技術等の設備事業を展開される「日比谷総合設備株式会社」様の皆様に「MJ工場(群馬県太田市)」へご来場いただきました。
その業界トップクラスの技術力は、創業(1966年)以来の歴史と経験に裏付けされるものです。
また、常にエンジニア力の向上に努められており、今後も需要が伸びるとされるステンレス配管に関しても大変ご興味を持っていただくに至りました。
今回、ご来場いただきましたのは、入社後約半年の社員の皆様が対象でした。
製造工程のご見学では、ステンレス配管の「メカニカルジョイント」だけではなく、併設する「桐生工場」にて、溶接式管継手の工程もご見学いただくことができました。
また、ステンレス配管に対する座学と施工体験では、既に現場研修を積み重ねて来られた皆様を中心に非常に興味を持っていただくことができました。
特に施工体験では、ベンカンならではとなりますが、拡管式「BKジョイント」、セーフティー機能付プレス式「ダブルプレス」、ワンタッチ式「EGジョイント」の異なる3つの接合方式を比較することが可能となります。
そして、施工体験により組んでいただいたテストピースで、各メカニカルジョイントの性能確認試験として水圧破壊試験を実施いたしました。
バーストの可能性もあることから、若干腰が引けていた方もいらっしゃいましたが、30Mpa以上も耐えられる状態を目の当たりにして皆さん驚かれていました。
また、より過酷な水圧曲げ試験もご確認いただいております。
特に帰りのバスの中では、ご自身の実体験と今回の研修を重ねて、様々な意見交換で非常に盛り上がっていました。
現在、設備業界は、団塊の世代の日本のものつくりを支えて来られた先輩技術者の皆様が一挙に卒業され、結果として技術伝承ができていないと危惧されております。
ベンカンでは、その一助になればと考え工場をテーマパーク化してユーザーの皆様に、見て・体験して・実感していただける「あたり前ではない場=価値ある空間」とすることを目指しております。
まだまだ試行錯誤ではありますので、ご来場いただいた皆様に十分にご満足いただいているかと言えば、そうではないのかもしれません。
しかし、皆様からのご意見、ご要望を反映させた改善を繰り返すことで、少しでもエンジニアの革新的発想のきっかけに成れればと切望しています。
ご引率いただきました阿波田部長様、真田部長様、緑川主任様、誠にありがとうございました。
フォローアップ研修も、実施可能ですので、今後とも「ステンレス配管のベンカン」をご利用ください。
日比谷総合設備株式会社
東京都港区芝浦4-2-8
住友不動産三田ツインビル東館
営業部 営業開発課
入江 孝弘