「東京鋼管会」様(ベンカン・ベトナム見学)
- 2016.04.25
|東京鋼管会 様
今年で58年もの歴史を持たれる「東京鋼管会」様は、東京を拠点とされる鋼管流通業者様で構成される組織です。
全国鉄鋼販売業連合会を上部組織とし、傘下には東京鋼管会さまを含む九つの団体があります。
「東京鋼管会」様におかれましては、会員相互の連携交流による事業の活性化と、業界におけるサービス、地位の向上を目的として、研修・研究会、懇親会など、精力的に活動されています。
その活動の一環として、毎年海外視察を実施されておられますが、この度、ベンカンベトナムを総勢17名の皆様にご見学いただくことができました。
https://www.benkan.co.jp/news/12771.html
|鋳造加工工程
最初に溶接式管継手の「BV2工場」からご見学いただき、メカニカルジョイントの「BV1工場」をご見学いただきました。
ベンカンのメカニカルジョイントは、ステンレス配管を主体に配管施工の「品質の均一化」と「スピード化」を目的に開発された製品です。
工程は大きく溶接式管継手の加工技術を導入した「塑性加工」と「鋳造加工」に分けられ、皆様には、特に近年、日本ではあまり見られなくなった「鋳造加工」の工程にご注目いただきました。
「ロストワックス製法」は、溶かしたワックス(蝋)を金型へ流し込み模型を作り、表面に砂等をコーティングした後、熱を加えワックス(蝋)をロスト(消失)させ空洞になった砂型部分へ溶解した鉄等を流し込んで作る鋳造方法です。
複雑で細かい形状が製造可能なことから「ロストワックス精密鋳造」とも呼ばれます。
砂型(鋳型)に1600℃で溶解したステンレス鋼を流し込む作業では、その正確さと手際の良さがを高くご評価いただくことができました。
その他、塑性加工品と鋳造加工品それぞれの溶接工程、組立工程、熱処理工程に関してもご覧いただきました。
https://www.benkan.co.jp/column/15195.html
|鉄鋼新聞 掲載
このご視察の模様は、3月16日の鉄鋼新聞、3月24日の産業新聞でも取り上げていただいております。
「品質の高さ、生産効率の良さ、社員の方々の礼儀正しさなどレベルの高さに非常な驚きと尊敬を感じました。今後は国内でも御社製品に親しんで今後の商売につなげていければ幸いです。」
東京鋼管会会長 株式会社長谷川パイプ商会 長谷川 修 様
ベンカンでは、溶接式管継手事業と共に、積極的に製造拠点のご見学をご提案させていただいております。
実際にご見学をいただくことで、日常ではできない体験をご提供すると共に、私共にとっても、社内だけでは得られないアイデアやヒントをいただくことが出来ます。
互いにメリットのある機会であると捉えておりますので、是非、ベンカン・ベトナムならびに群馬県太田市のMJ工場にご来場ください。
篠田 直明 (Naoaki Sasata) 製造部 部長