「ウォーターエイド」様
- 2021.12.06
|SDGs(持続可能な開発目標)
2015年の国連サミットで「SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)」が採択されました。
これは、先進国も発展途上国も関係なく、地球ぐるみで、環境破壊や貧困などに終止符を打ち、すべての人が平和と豊かさを享受、持続できる社会を2030年を目標に実現させようとする取り組みです。
ベンカンといたしましても、翌年の2016年にSDGsの主旨を取り入れてミッションを変更しております。
「現在だけでなく未来を考えた 配管の開発と供給を通して信頼ある ライフラインの構築をご提案します」
その主たる取り組みは、優れた耐久性と衛生的な配管としてのステンレス配管のご提案です。
また、事業だけではなく、微力ながら、少しでも貢献できる様なことがないかと、会社ぐるみで常々考えております。
|ウォーターエイド
SDGsには、大きく17の目標が掲げられています。
その目標6 [水・衛生]が「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。」です。
世界には今なお、水や衛生面で苦しむ人々がいます。
特に開発途上国では不衛生な環境の中、命を落とす子供たちがいます。
そこでは生きるために、女性や子供たちが何時間もかけて、汚れた水を汲みに行かざるをえない過酷な現実があります。
その実態は、数字が物語っています。
世界の人口78億7,500万人の中で、
・7億7,100万人が清潔な水を利用できません。
・17億人が適切なトイレを利用できません。
・1日に800人の子供が不衛生な水とトイレが原因の下痢で命を落としています。
対して、SDGsが採択される34年も前の1981年から、水・衛生分野に特化して活動してきた国際NGOにウォーターエイドがあります。
イギリスで設立されてから2021年現在、世界34か国に拠点を置き、アジア、アフリカ、中南米など計26か国で水・衛生プロジェクトを実施されています。
ベンカンは、ご提案するステンレス配管で、衛生的な水をご提供することが事業とも言えます。
その立場からも社員の中から、このウォーターエイドの活動にベンカンとして参画できることはないかと声があがったのが、2021年の春先でした。
|寄付型自動販売機
誰から見ても参画することが正しい行為であることは一目瞭然です。
しかし、いざ具体的な行動を求められると、どうすれば良いかわからず、なかなか行動に移せないものです。
それは、環境保全、貧困飢餓撲滅、人権保護など大きな貢献をイメージし過ぎるところにも問題があるのかもしれません。
すると、日本のNPO団体である「ウォーターエイドジャパン」様で「寄付型自動販売機」がご提案されておりました。
自動販売機でドリンクを購入するたびに、指定したNPOやNGOに一定の額が寄付される仕組みとなります。
これなら、直ぐにでも貢献できるとなり、早速、本社・MJ工場内に2台の「寄付型自動販売機」を設置する申し込みを行いました。
このこと自体の貢献度は本当に微力であり、身の縮まる思いではありますが、別の効果もありました。
前述の通り、会社として、SDGsへの貢献を掲げているものの、現場の社員には実感が湧かない者もありました。
しかし、自動販売機を設置する状況や日頃から目立つ場所に自動販売機があることから、微力なれども貢献できると実感が湧いてきたのです。
これが契機として、管理部では、現在、社内規程に社会貢献推進規程を設ける準備をしています。
この規程は、会社が社員と共に社会貢献に参画することを支援、推進できるようなものにしたいと考えております。
もちろん、大企業ではありませんので、決して余裕がある訳ではありませんが、そこは、微力でも恥じることなく参画して行こうと考えております。
ここから、CSR(企業の社会的責任)やパーパス(社会における存在意義)が高まってくるのではないかと期待しております。
特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン(認定NPO法人)
〒130-0014 東京都墨田区亀沢2-12-11 TEL:03-6240-2772