「竹村コーポレーション」様
- 2019.10.25
|100年の歴史
100年にも渡り、日本の都市づくりを支えてきた企業があります。
明治39年(1906年)、「株式会社竹村コーポレーション」様は、都市インフラを整える土木工事事業で創業されました。
その後、「空調」、「給排水衛生」など 建築に求められる各機能を統合され、快適な空間づくりをトータルに手がける企業へと進化されてきました。
この100年を超える歴史を支えるのは、戦前、戦時中、戦後、そして幾度の不況に対しても変化することをおそれずに、時代時代のお客様が求める方法を模索し形にしてきた「INNOVATOR」の精神です。
そして、現代もまた、環境の変化への対応力が求められる時代です。
それは、つまり、「竹村コーポレーション」様が求められる時代でもあると考えます。
「竹村コーポレーション」様の精神を単独で実現させるのは容易ではありません。
そこには、その精神をご理解される協力業者様の存在が欠かせません。
この度、その協力業者様で組織された安全衛生協力会 15社18名の皆様に、ベンカンの製造拠点であるMJ工場へご来場いただきました。
目的は、ステンレス配管に関する見識を深めるための研修です。
とはいえ、「竹村コーポレーション」様や協力業者様ほどの実績のある皆様であれば、十分な見識をお持ちであるはずです。
にも関わらずこの様な機会を企画されたのは、やはり、「INNOVATOR」の精神が起因する、あくなき探求精神なのだと思います。
実際、今回のメンバーの皆様の中には、ベンカン製品とは関係性が少ないダクト工事会社様や保温工事会社様などにもご参加いただきました。
|ニーズに応じたご提案
ベンカンは、ステンレス配管といえども、拡管式、ワンタッチ式、プレス式の異なる接続工法のメカニカルジョイントを製造しております。
それは、それぞれにメリットとデメリットが存在するからです。
建築工事においても多様性が進み、配管の接合工法によってご提案方法も様々です。
今回、工場内の製造工程と在庫・発送体制をご見学いただいた後に、各製品の施工体験と性能確認試験にお立会いいただきました。
■拡管式継手 BKジョイント
最もご採用の実績の多いのが拡管式継手です。
今回は、モデルチェンジした「BKジョイントⅡ」で、従来品との比較も含めてご確認いただきました。
「BKジョイントⅡ」の本体は、ベンカンの海外生産拠点であるベンカン・ベトナムで鋳造加工されてるため、動画で製造工程をご確認していただきました。
その上で、「BKジョイントⅡ」のアピールポイントでもある「袋ナット緩み抑制機能」をご確認いただきました。
その上で、水圧試験や引抜試験、水圧曲げ試験などの性能確認試験を実施させていただきました。
■ワンタッチ式 EGジョイント
現在、改修工事で需要が高まっているのがワンタッチ式の「EGジョイント」です。
その最大のアピールポイントが、キャッチコピーとして「接続2秒。」と謳っている通り、工具不要で差し込むだけで接続が完了します。
また、接続する際のスペースが少なくて済むことから狭所作業に優れています。
今回は、リノベーション部の大川部長様には「EGジョイント」の施工をご体験いただきました。
■プレス式継手 ダブルプレス
プレス式継手の「ダブルプレス」は、ステンレス配管の強みをバックアップすることからご採用案件が増えています。
1.施工管理をバックアップ
接合後に規定の水圧試験と六角ゲージで締め付け確認することで、脱管することはありません。
2.作業者不足をバックアップ
蔓延する作業者不足ですが、拡管式の55%の接合時間を短縮可能です。(当社比)
3.コスト削減をバックアップ
厳しい予算案件が多い中、拡管式から33%の継手コストを削減することが可能です。(当社比)
|ステンレス配管の普及
今回、「竹村コーポレーション」様ならびに安全衛生協力会の皆様には、同じステンレス配管でありながら、異なる接合方式のメカニカルジョイントの製造、在庫、発送、性能、施工などをご体験いただくことができました。
今後、各建築現場の状況によって、それぞれのメカニカルジョイントの特長を思い出して選定していただけたら幸いです。
「竹村コーポレーション」様、そして安全衛生協力会の皆様、この度は誠にありがとうございました。
引き続きベンカン製品へのご愛顧をよろしくお願い致します。
株式会社竹村コーポレーション
東京都新宿区若葉1-5-15
TEL:(03)3341-2141(代表)
田中 利憲(Toshinori Tanaka) 営業部 部長