「日本管材センター」様(MJ工場見学2019)
- 2019.10.04
|マーケティング
企業が、その目的である「顧客の創造」に欠かせない機能の一つが「マーケティング」であるといわれています。
故に「マーケティング」とは、営業だけのものではなく経営に広く関連し、かつ深く関連してきます。
しかしながら、複雑に捉え過ぎると、取り組みも複雑化してしまいます。
シンプルに捉えた考え方としては、「ニーズに応えて利益を上げること」あるいは、「自然に売れる仕組みをつくること」などがあります。
よく、営業とは売る行為、つまり販売であるのに対して、マーケティングとは売れる仕組みをつくることと表現されたりもします。
マーケティングは、その仕組みをつくるために既存価値の切り口を変えて、その価値を高めたり、更には新しい価値を創造することなのかと考えます。
その意味でも、ベンカンでは、イベントを活用した体験型の提案を非常に重視しております。
|日本管材センター様
企業において、経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報などといわれております。
そして、その筆頭がヒトである通り、どの企業においてもジンザイ育成は重要な課題となっております。
製造業の多くは、その工程を視察していただく、所謂、工場見学を受け入れられているかと思います。
それはベンカンも例外ではありません。
しかしながら、単なる視察だけに止まらない様に「体験型の工場見学会」をご提案させていただいております。
その様なご提案をご理解いただき、従業員の皆様の教育の一環として、ご利用いただいている企業もあります。
管工機材・設備の総合商社である「日本管材センター株式会社」様には、ベンカンの「体験型の工場見学会」を高くご評価いただいております。
日本管材センター様といえば、「中間商社一社主義」を原点に、エンドユーザーにもっとも近い会社を目指されています。
そして、その企業理念は、 「水と空気と環境をクリエイトする企業集団」であることです。
「中間商社一社主義」にしても、 「水と空気と環境をクリエイトする企業集団」にしても、明らかにジンザイが担うものであることは間違いありません。
だからこそ、自らが扱う製品を販売するだけではなく、どの様に製造され、現場でどのように使われているのかを体験することを大切にされているのだと思います。
そのため社員教育の一環として、毎年、入社4・5年目の社員様にMJ工場(群馬県太田市)へご来場いただだいております。
|体験型の工場見学会
今年の研修には、営業本部の11名の社員の皆様と引率として企画室の寺崎室長様にご参加いただきました。
MJ工場へ到着されて、まず、プレゼンルームにて工場概要の説明をさせていただいた後、実際に製造工程を見学いただきました。
成形→溶接→検査→梱包→出荷までの一連の流れと、現場稼働の際にリースさせていただく専用工具のメンテナンス体制をご確認いただくことで、皆様のご理解が深まったように感じます。
そして、工場見学終了後は、拡管式の「BKジョイントⅡ」、プレス式の「ダブルプレス」、ワンタッチ式の「EGジョイント」と異なる3つの工法のメカニカルジョイントで施工体験をしていただきました。
また、それらの製品が、実際にどの程度の性能を有しているのか、確認いただくために各製品の引張試験、耐圧試験、水圧破壊試験などの性能試験を実施しました。
「日本管材センター」様が主戦場とされる首都圏では、拡管式の採用頻度が多い状況です。
しかし、「ダブルプレス」と「EGジョイント」の施工性の高さをご理解いただけたことで、皆様のご提案の幅が広がったのではないかと確信しております。
三者三様のメリット、デメリットがありますので、お客様に応じた価値あるご提案にお役立ていただけたら幸いです。
https://www.benkan.co.jp/value/proposal/6846.html
|施工コンテスト
最後に、日本管材センター様の工場見学会で、毎年恒例となっている「施工コンテスト」を行いました。
今回は、「ダブルプレス」で、図面に合わせて正確に、かつ、いち早く配管を組んでいただきました。
皆様、仲間に負けじと奮闘され大変盛り上がりました。
見事に優勝された船木様(画像:右)からは、次のような嬉しいコメントをいただくことができました。
「製造工程、商品管理を間近で見られメーカーとして大事にしている部分を見ることができました。施工体験では実際に施工することにより、より身近な商品となりました。このような機会を作っていただきありがとうございました。」
また、今回の工場見学会を企画いただき、参加された社員様を引率されてこられた、営業本部企画室の寺崎室長様からもありがたいお言葉をいただきました。
「毎年、工場研修を受け入れていただき、大変感謝しております。リアルな体験が営業マンの引き出しを、また一つ増やしてくれたのではないでしょうか。今後とも引き続き、ご指導いただければ幸いです。」
寺崎室長様、こちらこそありがとうございました。
1日を通して、様々なご体験をしていただけたのではないかと思います。
今後もベンカンでは、ここでなければ、ご提供できないような価値ある「体験型の工場見学会」をご提供できたらと考えております。
「日本管材センター株式会社」様、今後とも、末永いお付き合いをどうぞよろしくお願い致します。
日本管材センター株式会社
〒104-8401 東京都中央区八丁堀2-24-3 PMOビル
TEL:03-5541-5111(大代表)
後藤 祐亮(Yusuke Goto) 営業1課 課長代理 兼 営業1課 東京営業所 所長