配管をコンパクトに収めるなら「BKⅡ:片ソケットエルボ(KⅡ90SE・KⅡ45SE)」
- 2021.07.22
- カテゴリ: 製品|Products
|配管をよりコンパクトに
配管は限られたスペースの中でその機能を発揮させる必要があります。
そのために配管継手には配管をコンパクトに収めるための役割も課せられます。
一般配管用ステンレス鋼鋼管対応の拡管式継手「BKジョイントⅡ」にはエルボ返し等の配管をコンパクトに収めるアイテムとして「片ソケットエルボ(KⅡ90SE・KⅡ45SE)」をご用意しております。
「片ソケットエルボ(KⅡ90SE)・(KⅡ45SE)」
対象口径: 20・25・30・40・50・60su
(40~60Suは 2021年7月21日発売)
通常、エルボ返しは、「90°エルボ(K90E)」と「90°エルボ(K90E)」の間に短管を挟む必要があります。(右画像奥の配管)
結果、芯々寸法が間延びした収まりの悪い配管となってしまう場合があります。
それに対し「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」を使用した場合は、エルボ間に挟む短管が不要となり、最小寸法でのエルボ返しが可能となります。(右画像手前の配管)
「BKジョイントⅡ」は、継手本体に対し管端を拡管したパイプを受けて袋ナットをねじ込み接合するものです。
対して「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」は、90°エルボの片側の袋ナットが外向きに取り付けられており、他の継手に直接ねじ込むことが出来る特殊な構造となっております。
従来は、受注生産品の「袋ナット付短管(KⅡFP)」を「90°エルボ(KⅡ90E)」と「90°エルボ(KⅡ90E)」の間に入れることで、可能な限り対応させていただいておりました。
「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」は、更にコンパクト化を求める現場の声を反映させていただいたアイテムです。
|エルボ返し 配管間最小寸法比較
「90°エルボ(KⅡ90E)」+「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」でエルボ返しをした場合と 従来通り「90°エルボ(K90E)」と「90°エルボ(K90E)」の間に短管を入れてエルボ返しをする場合で、芯々寸法をどれだけ小さくできるのかを比較しました。
右下の表のように、「片ソケット90°エルボ(KⅡ90SE)」を使用いただければ、従来のエルボ返しの最小寸法より53~85mmも寸法を小さくすることが可能となります。
また、同様に「片ソケット45°エルボ(KⅡ45SE)」もご用意しておりますので、配管スペースに合わせてご選定ください。
*KⅡ45SEの短縮寸法はBKジョイントⅡ施工マニュアルに記載しております。
尚、「片ソケットエルボ(KⅡ90SE・KⅡ45SE)」は別の継手に直接ねじ込んで接合しますので、必然的にパイプの拡管加工や袋ナットの締付け工程を通常より削減でき、作業効率も高まることになります。
「BKジョイントⅡ」をご採用いただく際には、是非ご使用を検討してください。
Takahiro Suzuki