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コラム

ステンレス配管の継手どれ使う?【ベンカン4製品使い分けガイド】

  • 2010.05.07
  • カテゴリ:

|異なる接合方式!どれが最適か?

 

ステンレス配管のメカニカルジョイントを初めて施工する際は、「どの継手を選べばいいのかわからない…」となるのではないでしょうか?

ベンカンでは、国土交通省をはじめとする各省庁の案件にも対応可能なステンレス協会規格SAS322認定のメカニカルジョイントを4種類取り扱っています。

 

①モルコジョイント(SAS認定番号:32203号)

②ダブルプレス(SAS認定番号:32204号)

③BKジョイントⅡ(SAS認定番号:32224号)

④EGジョイント(SAS認定番号:32222号)

 

それぞれに特長があり、接合方式やコストも異なるため、選定に迷う方も多いのが実情です。

本記事では、「モルコジョイント」「ダブルプレス」「BKジョイントⅡ」「EGジョイント」それぞれの違いと、どんな現場に向いているのかをわかりやすく解説します。

 

 

4製品比較

接合方式 専用工具 特長 適した現場 コスト

パフォーマンス

蒸気還管 厚肉パイプ
モルコジョイント プレス式 必要

(リース可)

安定した施工品質を確保。

コストメリット

あらゆる現場に対応。

水配管以外も実績多数。

★★★ × ×
ダブルプレス プレス式 必要

(リース可)

施工ミス防止機能搭載 小中案件から大規模案件、改修工事まで幅広く対応可能。 ★★★ × ×
BKジョイントⅡ 拡管式 必要

(リース可)

接合部の緩み抑制機能搭載 大規模案件

高温水・蒸気環水配管案件

サブコン様向け

★★☆ ×
EGジョイント ワンタッチ式 不要 最速施工、工具不要、厚肉パイプ対応 工期が短い現場

修繕案件

★☆☆ ×

 

 

 

|製品ごとの特長と適した現場

 

①モルコジョイント

販売開始から50周年、信頼と実績のスタンダード継手

モルコジョイントは、建築市場におけるステンレス配管のパイオニア的存在です。

パイプを差し込み、専用締付工具でプレスするだけというシンプルで確実な工法により、施工者の技量に左右されず安定した施工品質を確保できます。

オーソドックスな構造で、正しい施工手順を踏んでいただければ、あらゆる現場・用途に対応可能な“オールマイティ”な継手です。

気体配管(空気・不活性ガス)等、水配管以外の導入実績も豊富です。

また、4製品の中で最もコストパフォーマンスに優れており、専用工具をお持ちでないお客様向けにはリース対応していますので、導入時も安心です。

 

②ダブルプレス

セーフティ機能を搭載した、施工品質重視型のプレス継手

ダブルプレスも、モルコジョイントと同様にプレス式継手であり、同じ専用締付工具を使用して容易に接合が可能です。

最大の特長は、継手に施工不良を防ぐ“バックアップ機能”を構造的に備えている点で、施工者が多数関わるような大規模現場や、協力会社との連携が多いサブコン様に特におすすめです。

価格はモルコジョイントよりやや高くなりますが、その分、安全性と施工管理のしやすさが向上しています。
なお、BKジョイントⅡやEGジョイントよりはコストを抑えられるため、バランスの取れた選択肢として人気があります。

もちろん、こちらもリース工具をご用意しています。

 

③BKジョイントⅡ

袋ナットの緩み対策も万全な秀逸な拡管式継手

BKジョイントⅡは、袋ナットをセットしたパイプの端部を拡管し、パイプレンチで継手本体と締め付けて接合する拡管式継手です。

発売以来、袋ナットの緩み事故が一度も発生していないという実績は、独自の緩み抑制機能によるもの。

プレス式に比べて施工工程がやや多く、価格帯も一段階上がってしまいますが、緩み抑制機能を搭載した接合強度はプレス式同等の高い信頼を得ています。

この安全性能により、施工管理が必要なサブコン様を中心に、多くの現場でご採用いただいています。

蒸気還管にも対応可能なゴムリングを標準品に装備、“安心を最優先したい”現場にぴったりです。

 

④EGジョイント

最速・最小スペースの施工が可能、現場の救世主的ワンタッチ継手

EGジョイントは、パイプを継手本体に差し込むだけで接合が完了するワンタッチ式継手です。

専用工具が不要なため、工具の準備や持ち込みの手間がなく、施工スピードも格段に向上します。

4製品の中では最も価格帯が高い継手ですが、人件費や施工時間の削減により、結果的にトータルコストを抑えることも可能です。

工具の持ち込みが難しい狭所や、モルコジョイント・ダブルプレス・BKジョイントⅡでは対応しきれない局所的な条件下にも活用されており、“部分的な併用”という形での導入実績も豊富です。

また、唯一「厚肉ステンレスパイプ」に対応している点も大きな特長で、従来のネジ込み継手・溶接継手からの置き換えにも最適です。

*EGジョイントは、継手部分が水に濡れる可能性のある配管では、接合部のエッジが腐食するおそれがあるため、使用できません。

 

 

 

|まとめ:迷ったら「何を重視したいか」で選ぶ!

 

ステンレス配管用のメカニカルジョイントは、どれもSAS322の認定品で高品質なことに変わりはありません。

だからこそ、「どれを選べば良いかわからない」「結局どれを選べばいいの?」と迷うこともあると思います。

 

そんなときは、「何を一番大事にしたいか」を考えるのがポイントです。

 

「今後も継続して導入していきたいので、コストを抑えたい」

→ モルコジョイント

 

「作業員が多いから、施工ミスを防ぎたい」

→ ダブルプレス

 

このように、現場の条件やご要望に合わせて、最適な継手をお選びいただければと思います。
もちろん、選定に迷われた際は、当社までお気軽にご相談ください。 お問い合わせフォームはこちら

 

t.suzuki


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