冷媒配管現場の課題解決!火無し継手「冷媒ダブルプレス」
- 2024.10.24
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|熟練工の高齢化や人手不足が課題
建築業界では熟練労働者の高齢化が進んでいます。
一方で、長時間労働や不規則な勤務時間であるイメージが強く、若年層の業界参入が少ないために、業界全体の人手不足が深刻化しているとお聞きします。
これにより配管の施工で問題となっているのは、銅管接合時のろう付け作業ではないでしょうか。
ろう付けは、スキルによって品質が大きく左右されるため、熟練労働者不足が問題となります。
また、ろう付け作業自体ある程度の時間がかかりますが、加えて、適切な温度管理や冷却にかなりの時間を要し、作業全体の時間を延ばしてしまいます。
ろう付け作業が人手不足という労務課題に拍車をかけている状況です。
|ろう付け作業による火災のリスク
また、人手不足以外にろう付け工法の問題点として上げられるのが、火災のリスクです。
地域や業界によっては、火を使う作業が厳しく規制されていることがあります。
建設現場では、さまざまな材料や構造物が存在し、内装やその他の可燃性材料が配置されることが多いため、火災リスクは高まります。
現場の安全基準や法的規制は厳しく、建築業者様のほうでろう付けが制限されるケースも生まれます。
|冷媒ダブルプレスで課題やリスクを解決
2022年に発売した「冷媒ダブルプレス」は、冷媒配管における課題やリスクを解決できる製品だと考えています。
1.スピード施工
差し込み代をマーキングした銅管を継手本体に差し込み、専用締付工具でプレスするだけの簡単施工です。
ろう付け工法に比べ、施工時間が大幅に短縮されます。
2.施工スキル不要
専用締付工具で接合しますので、熟練した施工技術が不要です。
誰が施工しても安定した、確実な施工品質を実現します。
3.火無し継手
火気を使用しないので引火の心配がありません。
|「火無し継手の時代」到来
冷媒配管以外に銅管が使用されているのが、以前ろう付け継手が主流だった給湯配管です。
給湯配管の場合は、作業時間の問題と火災リスク、その他もろもろの状況により、ステンレス配管や樹脂配管に管種が代替されたことにより、ろう付け作業がなくなってきています。
冷媒配管については銅管に変わる代替材がないために「ろう付け作業も仕方なし」という流れが若干ありますが、今後については間違いなく冷媒銅管対応の火無し継手の時代がやってくるはずです。
ベンカンでは現在「冷媒ダブルプレス」の専用締付工具をリース対応中です。
販売店様経由でお申し込みください。
リース対応機種:BPD-15R型(サイズ:6.35~28.58)・BPD-11型(サイズ:31.75、38.10)