高温OKのゴムリングを搭載!標準品でも高性能な「BKジョイントⅡ」
- 2024.09.27
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|BKジョイントⅡは標準品で高温水対応
「BKジョイントⅡ」のゴムリングには耐熱性能に優れた「フッ素ゴム」を採用しており、使用温度は標準品で130℃以下としています。(ただし、13Su・20Suは100℃以下)
ボイラ周りで高温となる場合、採用製品によっては、標準品より耐熱性能を上げたゴムリング(特殊品)を検討されるケースがあると思いますが、「BKジョイントⅡ」は、蒸気還管でも対応可能なゴムリングを「標準品」で採用していますので安心してお使いいただけます。
尚、標準品ですので、流通している在庫品で対応が可能で現場をお待たせすることもなく、コストアップの心配もありません。
|BKジョイントⅡの性能試験(促進劣化試験)
高耐久という特長があるステンレス配管は、いやおうなしに使用されるシール材にも長寿命化が求められてしまいます。
ステンレス協会(SAS322)の認定品としては、さまざまな試験をクリアしなければなりませんが、その中に「継手実態による促進劣化試験」があります。
「BKジョイントⅡ」は前述しているように、130℃以下を使用用途としておりますので、一番条件の厳しい「蒸気還管用途」にて促進試験を実施し、合格しております。
また、促進劣化試験を実施した後の試験体を使用し、さらに追加試験として振動試験、内圧繰り返し試験を実施しており、漏れ等の異常はありません。
|使われているのは耐塩素性に長けた「三元系フッ素ゴム」
耐熱性能に優れていると言われる「フッ素ゴム」ですが、配合によって性能は異なります。
BKジョイントⅡに採用されているフッ素ゴムは「三元系フッ素ゴム」です。
ゴムリングの劣化には流体の温度の他、さまざまな要因が複雑に関係すると言われます。
水質によっても状況は異なり、特に塩素濃度が高い場合に大きな影響を及ぼすと考えられています。
BKジョイントⅡ用フッ素ゴム及び、配合の異なるフッ素ゴムについて、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いた浸漬試験を行い、ゴムの体積変化率などを比較検証しており、「三元系フッ素ゴム」の耐塩素性能が優れていることを確認しています。
BKジョイントⅡ用のフッ素ゴムは体積変化率も小さく、ゴムリング表面に出る肌荒れも認められませんでした。
|BKジョイントⅡのゴムリングの業界評価
BKジョイントⅡのゴムリングについては、ご採用いただいている設備会社の技術者の方にも評価をいただいております。
「三元系フッ素ゴム」を採用していることが、そもそもの評価いただいているポイントではありますが、ゴムの受け入れ検査にて比重や硬度などを継続して確認をしていること、規格によって取り決めされていない独自の検証試験を複数実施していることなど、ゴムリングの重要性を理解し、追求していく姿勢も評価いただいたのだと思います。
|まとめ
メカニカルジョイントの寿命はシール材の性能によって決まると言っても過言ではありません。
他社メーカー製品では特殊品で対応している温度体まで使用可能なゴムリングを標準採用している「BKジョイントⅡ」、耐塩素性に長けたゴムリングを採用している「BKジョイントⅡ」を安心してご使用ください。
(適用水質基準はカタログにてご確認ください)