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EGジョイント

[画像]EGジョイント

一般配管用ステンレス鋼鋼管対応継手-ワンタッチ式継手-

製品概要

[画像]EGジョイントイメージ

EGジョイントは、ステンレス鋼鋼管に対応するメカニカルジョイントです。

2005年から発売を開始した製品であり、改修工事や納期短縮が求められる現場でのご採用が多くなっております。

 

ステンレス配管は、強度、耐久、衛生、環境共生などに優れた配管です。

しかしながら、施工には、専門的な技術や大がかりな設備が必要とされ、なおかつ、高額であることから特殊なプラントや病院などの施設でしか使用されておりませんでした。

 

対して、それらに課題を解決するメカニカルジョイントが開発されております。

しかしながら、それでも、接合時に何らかの電動工具であったり、パイプレンチなどの工具を必要とします。

 

EGジョイントは、その様な工具類ばかりではなく、パイプ加工、溶接加工、ねじ切り加工などを必要とせずに、驚異のスピード接合を可能とするステンレス配管用のメカニカルジョイントです。

EGジョイントの資料ダウンロードはこちら

カタログ、寸法、価格表、CAD、納入品図、施工マニュアル

資料をダウンロードする

EGジョイント

EGジョイント

EGジョイント

特長

ワンタッチ式継手の「EGジョイント」のキャッチコピーは 「接続2秒。」です。

 

(1) 専用工具不要

調達やメンテナンスの手間がある接合用の工具が一切必要ありません

(2) 省スペース施工可能

電源、火気、工具を使用しませんので、施工の際に広いスペースは必要ありません。

(3) スピード施工

継手本体にパイプを差し込むだけで接合が完了しますので、作業時間が大幅に短縮されます

 

これらの特長から、新築工事は当然ながら、リフォーム工事や工期の短い突貫工事に最適です。

※EGジョイントには、一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)に対応する[Suタイプ]と配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)に対応する[Aタイプ]があります。

参考:産業ステンレス配管用「EGジョイント」(価値情報)

構造

ステンレス鋼製(SCS13・SUS304相当)の継手本体の最奥にゴムリング(EPDM)が装着されており、パイプ(適用管)を適正位置まで差し込むことで水密保持効果が得られます。
また、継手本体内のホルダーに組み込まれたエッジがパイプ表面に食い込むことで、抜け阻止力を発揮します。

(EGジョイントの性能については、価値情報サイトをご確認ください。)

⚠️EGジョイントは、屋外の露出配管ではご利用できません。

 

[チャート]EGジョイント構造図01

[チャート]EGジョイント構造図02

図中番号 名称 材質 図中番号 名称 材質
継手本体 SCS13(SUS304相当) スナップリング ステンレス
スペーサー ステンレス パイプ 「適用管種」参照
ゴムリング EPDM ホルダー 耐熱性強化ナイロン
スプリングガイド 耐熱性強化ナイロン ラインマーク(差し込み代)
スプリング ステンレス バックアップリング 耐熱性強化ナイロン
エッジ ステンレス

※タイプ及び口径によって二つの継手構造に分類されます。

エッジの抜け阻止構造

エッジは、継手本体内部のテーバー構造によって、パイプが抜け方向に作用すると、くさび作用が働き、その阻止力をさらに高めます。

パイプ差し込み時

[チャート]EGジョイントのエッジの抜け阻止構造(パイプ差し込み時)

パイプ抜け阻止時

[チャート]EGジョイントのエッジの抜け阻止構造(パイプ抜け阻止時)

パイプ取り外し

[画像]EGジョイントのパイプ取り外し

[チャート]EGジョイントのパイプ取り外し

接合完了後であっても、加圧前であればリムーバー(専用取外治具)で、継手端部のホルダーを押し込むことで、パイプ表面に食い込んだエッジを解除し、パイプを取り外すことが可能です。

適用範囲

EGジョイントには一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)に対する「Suタイプ」と配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459)に対応する「Aタイプ」、双方の管種を兼ねる「ラージタイプ」があります。

 

適用管種
管種 Suタイプ Aタイプ ラージタイプ
規格名称 規格番号 13Su 20Su 25Su 15A 20A

30Su

(25A)

40Su

(32A)

50Su

(40A)

一般配管用
ステンレス鋼鋼管
JIS G 3448 13Su 20Su 25Su 30Su 40Su 50Su
配管用
ステンレス鋼鋼管
JIS G 3459 15A 20A 25A 32A 40A
管の外径(mm) 15.88 22.22 28.58 21.7 27.2 34.0 42.7 48.6
用途
給水、給湯、冷温水、冷却水、その他流体

※蒸気配管(往・還)や水中に継手が没する配管、雨ざらし箇所、その他継手が水(上下水、雨水、結露、洗浄水など)で濡れる可能性がある配管では、稀に水で濡れたエッジ部が腐食するなどの不具合が発生する可能性があるため使用できません

※鉱物油配管、植物油配管には使用できません

※その他、詳細は、営業窓口までお問い合わせください。

最高使用圧力
  • Suタイプ… 1.0MPa(10.2kgf/㎠)
  • Aタイプ… 2.0MPa(20.4kgf/㎠)
  • ラージタイプ… 1.0MPa(10.2kgf/㎠)
最高使用温度
80℃以下
*アイテムによって最高使用温度が異なります。
適用水質基準
水道水は、水道法第4条の規定に基づき、「水道基準に関する省令で規定する水質基準」に適合することが必要です。EGジョイントの使用をご検討いただく上で、「水道基準に関する省令で規定する水質基準」を満たしていれば給水配管への使用が可能です。加えて、下記の「社内水質基準」満たしていれば給湯配管への使用が可能です。
社内水質基準
水質成分 社内水質基準値
塩化物イオン 25mg/L 以下
硬度 100mg/L 以下
電気伝導度 250μS/cm 以下
鉄及びその化合物 鉄の量に関して0.05mg/L 以下
pH値 7.0 以上
残留塩素 0.4mg/L 以下(給水時)

下記の項目に該当する場合のご使用検討時は、必ず営業窓口までご相談ください。

  1. 給水配管:「水道基準に関する省令で規定する水質基準」を満たしていない場合
  2. 給湯配管:「水道基準に関する省令で規定する水質基準」又は 上記「社内水質基準」を満たしていない場合

性能

あらゆる実験を繰り返し、常に品質の向上を目指します。

Suタイプ 13Su 20Su 25Su 30Su 40Su 50Su
水圧試験

耐圧強度

規格値 2.5MPa(25.5kgf/㎝²)
結 果
引抜試験

引抜阻止力 kN(kgf)

規格値 2.2

(224)

3.8

(387)

4.9

(500)

7.0

(714)

8.8

(897)

10.1

(1,030)

結 果
負圧試験 規格値 -96kPa(-720mmHg)
結 果
振動試験 規格値 100万回振動 水圧1.75MPa 振動幅±2.5mm 振動数600回/分
結 果
内圧繰返し試験 規定値 0 ⇔ 4.0MPa(40.7kgf/㎝²)1サイクル4秒 10,000回
結 果
水圧曲げ試験 実測値

(参考)

   >30.0°    20.1°    5.7°    7.2°    10.3°    11.6°

耐圧強度、引抜阻止力、負圧試験、振動試験、内圧繰返し試験はSAS322(ステンレス協会規格:一般配管用ステンレス鋼鋼管の管継手性能基準)の試験を行い、合格しています。水圧曲げ試験は社内試験規格となります。

 

EGジョイントの引抜阻止力
EGジョイントは容易に接合が可能なワンタッチ式継手でありながら、その品質性能は他の接合方式のメカニカルジョイントに引けを取りません。
引抜阻止力はステンレス協会が制定するSAS322(一般配管用ステンレス鋼鋼管の管継手性能基準)の規定値を遥かに超える引抜阻止力を有しています。

        

 

参考:EGジョイントの性能(価値情報)

 

 

施工例

写真をクリックすると拡大します。

[写真]EGジョイント施工例01

[写真]EGジョイント施工例02

[写真]EGジョイント施工例03

[写真]EGジョイント施工例04

[写真]EGジョイント施工例05

[写真]EGジョイント施工例05

[写真]EGジョイント施工例05

[写真]EGジョイント施工例05

規格・認定

  • ステンレス協会規格認定番号SAS32222「一般配管用ステンレス鋼鋼管の管継手性能基準」
  • 日本水道協会品質認証センター認証番号 G-588
  • 国土交通省「公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)」掲載
  • 国土交通省「公共住宅建設工事共通仕様書」掲載
  • 文部科学省「機械設備工事標準仕様書付属資料」掲載
  • 厚生労働省「機械設備工事標準仕様書」掲載
  • 防衛省「機械設備工事共通仕様書」掲載

    施工要領

    簡易的なご紹介となりますので、詳しい施工手順は、施工マニュアルをご確認ください。
    施工前に、必ずベンカンスタッフによる施工講習会を開催させていただきますので、ご用命ください。

     

    STEP1 パイプ切断
    適用管種を確認する。Suタイプに適用する一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448:Suパイプ)は、ロータリーカッターで切断します。
    Aタイプに適用する配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3459:sch管)は、ハンドソーで切断します。
    [画像]EGジョイント施工要領1

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    STEP2 パイプ切断面の処理
    パイプの切断面を必ずリーマやヤスリで、C 0.5の面取りを行います。※面取りが不十分な場合、差し込む際ゴムリングに傷を付け、漏水の原因になります。
    [画像]EGジョイント施工要領2[画像]EGジョイント施工要領2

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    STEP3 差し込み代マーキング
    ラインマーカーを用い、パイプの端面から基準値の位置にマーキング(けがき)します。
    [画像]EGジョイント施工要領3

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    STEP4 【重要】シリコンスプレーの塗布
    継手に装着されたゴムリングを傷付けないように、必ず差し込む前に、シリコンスプレー(なめらかスプレー*)をパイプに塗布します。※なめらかスプレーは、日本ヴィクトリック(株)製です。
    [画像]EGジョイント施工要領4

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    STEP5 パイプの差し込み
    パイプがゴムリングに突き当るまで、ゆっくりと差し込み、そこから更にラインマークの位置まで差し込みます。
    [画像]EGジョイント施工要領5

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    STEP6 接合完了の確認
    マーキング位置まで差し込まれていることを確認します。差し込みが不足している場合は、パイプを更に差し込んでください。差し込みにくい場合は、使用を中止し、営業窓口までご相談ください。
    [画像]EGジョイント施工要領6

     

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