2017年 ベンカン品質月間
- 2017.11.01
|第58回 品質月間
品質月間は、製造業を中心とした各企業や団体が、品質意識の高揚と顧客満足・従業員満足の徹底を目指して、毎年11月に実施される活動で、今年で58回目(http://q-month.jp/)を迎えます。
今回の活動テーマは、「スマートプロセスで 良い職場と豊かな品質」と発表されております。
近年、製造業がおこれた環境では、様々な課題に対応する手段の一つとして、IoT( Internet of Things)や AI(人工知能)によるビッグデータの解析など最新の ICT(情報通信技術)を駆使した取り組みが加速しております。
それは、品質に関わる領域も例外ではありません。
それらを「よい職場」づくりに活かし、「豊かな品質」の創造につなげて行くことが、活動目的となります。
ベンカンと致しましても、この活動の主旨に賛同する形で、品質保証委員会の主導で推進いたします。
|2017年 ベンカン品質月間
期 間 : 2017年11月1日から2017年11月30日
テーマ:基本作業のあるべき姿を考え、品質意識を高める機会
昨今、大企業における「品質」に関わる不正問題が立て続けに発覚しております。
「品質」に関する問題は影響力が大きく、信頼の失墜を招き、結果的に顧客離れから、企業自体の存続が危ぶまれる深刻な事態にまで陥ることもあり得ます。
これは、どの企業にも起こり得る可能性を秘めており、ベンカンも例外ではありません。
ベンカンの「品質管理(Quality Control)」は、品質を向上し確保するために行う「検査」活動のこととなります。
「検査」とは、製品の質が、あらかじめ定められている規格定要求事項と比較し、適合しているかを、計器類(測定器やゲージ、視覚や触覚などの五感)などを用いて判定することです。
規格定要求事項である検査項目は製品本来の性能を発揮するために定められたものであり、これらが適切に検査されなければ品質問題に至ります。
しかしながら、「漫然とした作業」になると、これが単なる行為でしかなくなってしまいます。
加えて、「検査」をする目的および「検査」をしなければどの様な事態を招くか認識し、日々の業務に取り組んでもらいたいと考え、今年のテーマを決定しました。
この1ヶ月間、テーマに則り、委員会メンバーからの品質に関する感受性教育や取り組み内容を通じて品質意識の改善を図り、お客様の求める以上の「品質」の向上を目指したいと考えています。
また、培った品質意識をこの期間だけの一過性のもので終わらせることなく、継続・維持できる体制を構築致します。
木下 孝章(Takayuki Kinoshita) 技術部 部長代理 兼 技術部 品質保証室 室長