戦略技術案件プレゼンテーション会 2016年
- 2016.01.28
|戦略的技術開発規程
会社規程には、戦略的に技術開発を推進することを目的に「戦略的技術開発規程」が制定されています。
「戦略的技術開発」とは、「新製品開発」、「既存製品の改良」、「生産設備開発・改善」あるいは、それに準ずる経営戦略に直結した開発技術案件を指します。
それは、常に5案件以上が指定され、毎期 1案件以上を実用化させることを前提にPDCAサイクルを回すことが当該部署である開発部 技術課のミッションとされています。
また、ミッションを遂行させるため、社内の情報共有の場として「戦略技術案件プレゼンテーション会」の開催が義務付けられています。
|戦略技術案件プレゼンテーション会
この度、2016年の戦略技術案件プレゼンテーション会が、本社(群馬県太田市)にて開催致しました。
各戦略技術案件は、それぞれ開発部 技術課からリーダーとメンバー数人が選抜され、チームが構成させています。
プレゼンテーション会では、主催側である技術課が進捗報告を行い、受ける側の営業や工場の参加者達と想いをぶつけ合いました。
「技術課の各開発担当者が、現在取り組んでいる案件の現物を見てもらいながら詳しく説明出来る良い機会となりました。また、限られた時間の中で簡潔に分かりやすく説明することを学ぶ経験にもなりました。短いサイクルで、PDCAを高速に回転させ目標達成につなげていただきたいと思います。」 開発部 技術課 山藤博文
「開発段階で営業の意見を取り入れて修正出来る、かなり有効な機会となりました。チェック(評価・検証)を通してのアクション(改善)は、早いに越した事がありません。今後もプレゼン会に限らず、このようなお互いに有益な機会を大切にして行きたいと思います。」営業部 営業3課 課長 関口敏雄
|モノづくりは喧嘩だ!
製品や設備の開発は技術課の思い込みだけでは叶いことは重々承知しています。
しかしながら、今回の戦略技術案件プレゼンテーション会を主催させていただき、技術、営業、工場が一体となることの重要性を改めて感じることが出来ました。
今年のベンカンのコミュニケーション課題は、「モノづくりは喧嘩だ!」です。
事業価値を高められることが分かっていて、何も行動せずに「無理」や「出来ない」、あるいは「見過ごす」で片付けることなく、考えをぶつけ合える組織づくりを目指します。
そして、方向性が決まったら組織が同じ方向性に向かうことが出来る組織にしなければなりません。
今後は、技術課からだけでなく、営業や工場からも「こんなものが欲しい」という要望をぶつけてもらい、喧嘩し合えるプレゼンテーション会に発展できればと思います。
https://www.benkan.co.jp/column/7361.html
吉田 哲夫(Tetsuo Yoshida) 技術部 部長