仙台営業所より(東日本大震災)
- 2011.03.25
先月の11日に発生した地震は、過去に大きな地震を経験してきた私達にとっても恐怖の大きさでした。
事務所は、あらゆるものが散乱し、天井据え付けのエアコンが崩落するくらいでした。
社員の自宅でも、屋根や壁に破損がみられ、家族の車が流されてしまった者もおりました。
幸い社員と家族は怪我もなく無事でしたが、親戚や友人には、亡くなられた方もおります。
とにかく、今回の地震の恐ろしさは、地震そのものの揺れもそうですが、その後に発生した津波でした。
テレビの報道をご覧になられた皆さまにも、その凄まじさはご理解いただけたかと思います。
しかし、実状は、見た者でなければ、絶対に理解できないくらいの凄まじさです。
私は、その惨状を見て、自然と、涙が溢れてしまいました。
人であれば、誰もが感じる想いだと思います。
避難所には、親戚や友人がおります。
私共も生活物資は少ない現状でしたが、全国の会社の仲間から寄せられた支援物資がありましたので、可能な限り、持参して、2箇所を慰問させていただきました。
そんな中でも、みんな頑張っていました。
子供達は精一杯の笑顔で迎えてくれました。
また、仙台市内にある私共のお取引先の皆様も、事務所や倉庫の復旧と資材を引き取りにいらっしゃる方々の対応に追われていました。
みんな頑張っています。
仙台市および周辺地区は、地震の揺れが大きいかった上に、沿岸部が津波の被害を受けたことで、ライフラインが断裂状態にあります。
開いている店もなければ、稀に開いていても、棚はガラガラです。
移動するにも、車のガソリンが底をつき、給油の目途が立っていません。
それでも、今後、復旧が進み、津波の被災地に向けての仮設住宅の建設や破損した建物の改修工事が増えて来ると思います。
また、様々な復興工事も始まってくるのだと思います。
ベンカンは配管機材のメーカーとしては、それらの工事が滞りなく進む様に製品の供給に努めたいと考え、生産、供給体制を備え始めています。
そして私たちも被災地の人間であると同時にベンカンの社員です。
決して、受身にばかりにならず、出来ることから取り組んで参ります。
東北の逸早い復興。
それは、私共だけではなく、東北あるいは日本全国の皆さんの想いであると思います。
仙台営業所 一同