東日本大震災から1年
- 2012.03.11
東日本大震災から一年が過ぎました。
被災された方々の中には何の節目でもないと思われる方もいらっしゃるかも知れません。
現在、各被災地ではスピードこそ違いはありますが急ピッチで復興再生に向け動いています。
しかしながら、岩手県、宮城県、福島県の三県で推定2,260トンと言われる瓦礫の撤去作業は、未だ5-6%程度しか進んでおりません。
また、一部の主要道路、ライフラインの復旧工事以外は、計画こそ具体化してきましたが中々進んでいないのも実状です。
※気仙沼市内主要道路 ※南三陸町住宅街跡
マスコミや政界で耳にする“復興元年”や“震災一周年”などの表現にやや違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
もし自分が肉親や住まい、更には仕事まで失ってしまったら・・・
現在、各市町村では被災された方々に対して相談窓口を設け対応に追われています。
※気仙沼市役所
自治体によっては、震災復興部や復興対策室などが設置され、千差万別の要望に向き合っています。
地元にこだわって、仮設店舗や仮設住宅で頑張り機会を探られる方々、見切りをつけて他の地域へ移られる方々など様々です。
ベンカンの一員として考えた場合、復興を推進すべき配管機材メーカーとしてのご提案と物資の円滑な供給が重要になって来ます。
また、社内においても、私たちが体験した教訓を盛り込んだ「BCP(事業継続計画)」の再構築を行いました。
※仮設店舗・商店街(気仙沼市)
様々な対応策を講じる中で、特に安否情報、生活情報、その他数多くの情報の重要さを身に染みて感じております。
このブログであったり、FacebookやTwitterなどのSNSを有効活用し、出来うる限りの万全な備えをすべく取り組んでおります。
・・・今でも「あの日の恐怖」を忘れようにも体が覚えており、細微な揺れでも反応してしまい、逃げる態勢をとってしまいます。
それでも、こうして意欲的でいられるのも、社内外の多くの皆さんから手厚い支援やエールがあったからだと仙台営業所のスタッフ3名心より感謝申し上げます。
※左より 庄子、牧村、柴田
これからも元気に頑張って参りますのでよろしくお願い致します。
仙台営業所 庄子