阪神・淡路大震災から20年
- 2015.01.17
6,434人の方々が亡くなり、3人の行方不明者を出した大惨事です。
被害に遭われた皆様を追悼させていただくと共に、癒えることのないご家族の皆様の心の痛みをお察しし、お悔み申し上げます。
阪神・淡路大震災に限らず、このような節目を迎える度に、震災、津波、豪雪、噴火、土砂崩れなど、自然災害の恐ろしさを再認識せざるを得ません。
しかし、この経験や教訓を無駄にすることなく活かすことで、これからの災害回避や被害を最小限に抑えることが出来る対策だってあるはずです。
ところが、現在、阪神淡路大震災の被災地である12市では、震災後に生まれた方々の割合が18%近くにも上るとされております。
対して、例えば、「人と防災未来センター(神戸市)」に所属する44人の〝語り部〟の皆さんは、3人に2人が70歳以上の高齢者なのだそうです。
この状況から、如何にして被災地の経験と教訓を、次代に継承するのかは大きな課題となっています。
ベンカンとしては、2011年の東日本大震災や2014年の豪雪被害で事業運営に支障を来たしました。
その経験と教訓を活かして、経営的な観点では、災害が発生することを前提としたBCP(事業継続計画)の策定であったり、従業員や家族の安否確認システムの導入などを実施しております。
また、現場においては、施設の建て替えや補強、様々な防災訓練などを実施しております。
最近では、グループ・ウェアを活用して、迅速な災害情報の共有にも努めております。
過去のツライ経験や教訓を決して無駄にすることなく、後世に活かして参りたいと思います。