新型肺炎およびインフルエンザ予防2020
- 2020.01.31
|新型コロナウィルス肺炎
2020年に入って、中国 武漢市を起源とした新型コロナウィルス肺炎によるパンデミックが世界的に広がっています。
死者は、200人超、患者数は1万人に迫る勢いであり、日本国内においても、既に14名の感染者が確認されています。
そもそも、新型コロナウィルス肺炎とは、 発熱や上気道症状を引き起こすウイルスで、人に感染を起こすものは6種類あることが分かっています。
そのうち、中東呼吸器症候群(MERS)や重症急性呼吸器症候群(SARS)などの、重症化傾向のある疾患の原因ウイルスも含まれています。
それ以外の4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めます。
詳しくは、国立感染症研究所「コロナウイルスとは」をご覧ください。
|新型肺炎およびインフルエンザ予防策
各機関からの情報をまとめると新型コロナウィルスの予防策として、①マスクの着用、②手洗いの徹底、③消毒用アルコールを使った身の回りの除菌・消毒
が有効とされており、これは、概ね、インフルエンザの予防策とも共通です。
以下に特徴や注意点をご紹介します。
①マスクの着用
咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込む「飛沫感染」のリスクを抑えられます。
鼻からあごまで覆って隙間がないように着用します。
隙間が空いていると、そこからウィルスが混入してしまうので注意が必要です。
②手洗いの徹底
ウイルスが付着した手で口や鼻に触れて起こる「接触感染」の予防につながります。
食事の前、外出した後、咳をした後、口・鼻・目などに触る前には手洗いを心がける必要があります。
更なる対策として、手洗い後に手指消毒用のアルコールを使うとより効果的です。
③消毒用アルコールを使った身の回りの除菌・消毒
コロナウイルスは「エンベロープ」という脂質やたんぱく質からできた膜をもっています。
エンベロープのあるウイルスには、アルコール消毒が有効であると考えられていますので、会社・自宅問わず、ドアノブやテーブル、リモコン、電気のスイッチなどは、こまめに除菌・消毒を行うと効果的です。
アルコール濃度は60%以上の高濃度のものの方がより効果があるといわれています。
|リスクマネジメント
ベンカンでも、リスクマネジメントあるいは、BCPの関係から、常にパンデミック対策を意識しております。
しかしながら、新型のウィルスということで、まだワクチンや特効薬もないことから、各個人が自衛せざるを得ない状況であり、それがまた不安を募らせる要因になっていると感じています。
まだまだ、決定的な解決策が見いだせていない状況でもありますので、今後も継続して、朝会や衛生委員会等で自身が予防できることについて話をし、その徹底を促しています。
また、インフルエンザも流行のピークを迎えつつあります。
新型コロナウィルス対策と同じ予防法がインフルエンザでも効果があるため、しっかりとその対策を講じ、感染しないよう意識をもつことを継続して促してまいります。
中島 一秀 (Kazuhide Nakajima) 営業部 インサイド営業課 担当課長