2019年 ベンカン安全週間
- 2019.06.19
|全国安全週間
労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組むことを目的に、全国の企業が一斉に7月の第一週で実施している取り組みが「全国安全週間」です。
昭和3年より、毎年実施されており、今年で92回を迎えます。
労働災害の発生は、従業員にとっても、会社にとっても大きな損害になってしまいます。
1900年代初頭のアメリカで、世界有数の規模を誇っていた製鉄会社がそれまでの「生産第一、品質第二、安全第三」という会社経営方針を抜本的に変革し、「安全第一、品質第二、生産第三」に変革したことにより、労働災害の減少に合わせて、品質、生産も上向いたという逸話があります。
その意味でも、ベンカンは、「全国安全週間」の取り組みに賛同しております。
|2019年ベンカン安全週間
ベンカンでは、健全な事業経営を継続するためのBCP(事業継続計画)の観点からも、その経営資源を大切に活かすことを重要視しております。
経営資源は、ヒト、モノ、カネ、情報といわれる通り、その筆頭はヒト、つまり従業員です。
その従業員の安全は何よりも優先されなければなりません。
そして、その結果、「従業員のモチベーション向上」、「生産性の向上」、「無駄なコストの削減・抑制」につながるものと考えております。
つきましては、ベンカンと致しましては、7月1日(月)から7月5日(金)において「2019年ベンカン安全週間」を実施します。
実 施 期 間 : 2019年7月1日(月)-7月5日(金)
目 的:「労働災害を未然に防ぐため、主体的な職場の危険の芽を摘む行動を身につける」
スローガン: 「身につけよう 危険に気付く感受性 小さなヒヤリ見逃さず みんなで実践 危険予知」
|ハインリッヒの法則
安全管理を考える際に、「ハインリッヒの法則」を正しく理解することが非常に重要になります。
これは、同じ人間が同じ種類の災害を起こした場合、330件のうち300件は無災害、29件は微小災害、残りの1件が重大災害になるという研究結果のことです。
死亡事故が増加している職場の多くは、「ハインリッヒの法則」に反して、職場の危険度を知る重要な情報である無災害や微小災害が軽視されてしまっています。
この安全管理をおこなう上で、「ヒヤリ・ハット行為」である「不安全行動の撲滅」が重要になります。
そのため、実施期間において、「ヒヤリ・ハット行為」である、「危険の芽」を摘み取るために、安全教育、安全パトロール、危険感受性教育などをおこなっていきます。
安全がなければ、全ての事業が滞るということは間違いありません。
何をおいてもまずは、安全確保を前提に事業を継続していく必要があります。
取組状況においては、定期的にオフィシャルFacebookにて、配信して参ります。
園部 純一 (Sonobe Jynichi) 製造部 MJ工場 製造課 課長代理 安全委員会 委員長