鳥取県議会議員様のMJ工場ご視察
- 2019.08.06
|視察報告
先日、鳥取県の議会議員と事務局の皆様、計11名の方々に、ベンカンのMJ工場をご視察いただく機会がありました。
日本経済において、労働力不足は深刻な問題となっております。
特に大都市圏ではない地方では、その悩みは深刻なものがあります。
特に、MJ工場がある太田市を含む群馬県の東毛地域(群馬県の東側)では、昔から「ものづくりの町」として発展してきたことから、その人材確保に苦慮してきました。
一方、群馬県は、全国的に見ても総人口に対する外国人が占める割合が高く、特に東毛地域の割合が高い状況です。
これは、過去から不足した労働力をブラジルを中心とした日系外国人の力をお借りしたという歴史があるからなのだそうです。
結果的に、意識して外国人を雇用した訳でもなく、MJ工場でも多くの日系外国人を採用し始めとした外国人の仲間が働いてくれています。
また、現在では、2014年から導入した外国人技能実習制度を活用し、ベトナムから実習生の受入れも行っています。
今回、ご視察いただいた皆様の鳥取県においても、労働力不足は深刻な問題ということです。
その様な状況下で、ベンカンが外国人労働者を積極的に活用していることが事務局の方の目に留まり、今回のご視察が決定しました。
主な目的は、外国人従業員の勤務状況、外国人技能実習生制度の活用状況、現在に至るまでの色々な経験・苦労・工夫などのご確認となります。
https://www.benkan.co.jp/value/management/12516.html
|視察内容
前述のベトナムからの実習生受け入れに関しては、現在まで4期・計22名を受け入れ、現在も2期生から4期生まで15名が、一緒に働いています。
まじめで勤勉なベトナム人の気質もあり、技能習得は目覚ましいものがあります。
しかし、我々も当初は実習生受入れに関するノウハウがなく、また言葉や環境、風習の壁があることも事実であり、簡単に解決できない問題もありました。
そんな不慣れな我々に、実習生たちはいつも笑顔で一所懸命に仕事に打ち込む姿見せてくれ、我々もそれに助けられて来ました。
受入企業として対処できる(すべき)ところ、実習生自身が頑張って乗り越えてきてくれたところ、結局は相互理解の上でお互いが問題点を乗り越える努力をしてきた結果、今の良好な関係が築けていると思っています。
この辺りのことを、ご視察いただいた鳥取県議会議員の皆様にもお伝えさせていただきました。
最後には、実際に働いているベトナム実習生の代表として、2名から日本語で一言ずつ話をしてもらい、議員の先生方からも大きな拍手を頂戴しました。
短い時間でしたが、我々の取り組みやお話しが少しでも鳥取県にとってお役に立てれば幸いです。
中島 一秀 (Kazuhide Nakajima) 営業部 インサイド営業課 担当課長