2019年 ベンカン安全週間
- 2019.06.27
労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識と職場の安全活動のより一層の向上に取り組むことを目的に、全国の企業が一斉に7月の第一週で実施している取り組みが「全国安全週間」です。
昭和3年より、毎年実施されており、今年で92回を迎えます。
労働災害の発生は、従業員にとっても、会社にとっても大きな損害になってしまいます。
安全活動を推進することで、「労働災害の防止」のほかに、「従業員のモチベーション向上」「生産性の向上」「無駄なコストの削減・抑制」の効果があるといわれています。
1900年代初頭のアメリカで、世界有数の規模を誇っていた製鉄会社、USスチールがそれまでの「生産第一、品質第二、安全第三」という会社経営方針を抜本的に変革し、「安全第一、品質第二、生産第三」に変革したことにより、労働災害の減少に合わせて、品質、生産も上向いたという逸話があります。
ベンカンでも、BCP(事業継続計画)あるいは、BCM(事業継続マネジメント)で最も重要視しているのが「安全最優先」です。
ベンカンも、この取り組みに賛同し、7月1日(月)から7月5日(金)において「2019年ベンカン安全週間」を実施します。
2019年ベンカン安全週間
実 施 期 間 : 2019年7月1日(月)-7月5日(金)
目 的:「労働災害を未然に防ぐため、主体的な職場の危険の芽を摘む行動を身につける」
スローガン: 「身につけよう 危険に気付く感受性 小さなヒヤリ見逃さず みんなで実践 危険予知」
安全管理を考える際に、「ハインリッヒの法則」を正しく理解することが非常に重要になります。
これは、同じ人間が同じ種類の災害を起こした場合、330件のうち300件は無災害、29件は微小災害、残りの1件が重大災害になるという研究結果のことです。
死亡事故が増加している職場の多くは、「ハインリッヒの法則」に反して、職場の危険度を知る重要な情報である無災害や微小災害が軽視されてしまっています。
この安全管理をおこなう上で、「ヒヤリ・ハット行為」である「不安全行動の撲滅」が重要になります。
そのため、実施期間において、「ヒヤリ・ハット行為」である、「危険の芽」を摘み取るために、安全教育、安全パトロール、危険感受性教育などをおこなっていきます。
安全がなければ、全ての事業が滞るということは間違いありません。
何をおいてもまずは、安全確保を前提に事業を継続していく必要があります。
取組状況においては、定期的にオフィシャルFacebookにて、配信していきます。
園部 純一 (Sonobe Jynichi) 製造部 MJ工場 製造課 担当課長 安全委員会 委員長