インフルエンザ予防2019
- 2019.01.07
|インフルエンザ流行入り
厚生労働省(健康局結核感染症課)は、2018年第49 週(12月3日~12月9日)の感染症発生動向調査で、インフルエンザの流行シーズンに入ったことを報道関係各所に通達しました。(https://www.mhlw.go.jp/content/000454254.pdf)
流行シーズン入りの時期にしては、例年並みということです。
【参考】2017/2018 シーズン 2017 年第 47 週、2016/2017 シーズン 2016 年第 46 週、2015/2016 シーズン 2016 年第 1 週、2014/2015 シーズン 2014 年第 48 週
インフルエンザが流行しやすい年齢層は、ウイルス型によって多少異なります。
季節性インフルエンザのウイルスには、A/H1N1 亜型(平成 21 年に流行した新型インフルエンザと同じもの)、A/H3N2 亜型(いわゆる香港型)、B 型(2 系統)の 4 つの種類があります。
ところが、今シーズンのインフルエンザは、春までのシーズン中にいずれのウィルス型のものも流行する可能性があるとのことです。
よって、全ての年齢の方が油断することなくインフルエンザに注意する必要がありそうです。
|群馬県の状況
ベンカンの本社のある群馬県でも、インフルエンザの流行の報告がありました。
▼群馬県内の流行状況 2018年第49週(12月3日~12月9日)現在▼
http://www.pref.gunma.jp/02/p07110015.html
インフルエンザ患者報告数推移
- 縦軸(定点当たり報告数) : 1医療機関当たりの患者報告数。インフルエンザ定点医療機関(県内88ヵ所)からの1週間分の患者報告数を、その週に報告のあった定点医療機関数で割ったもの。
- 横軸(週) : 週対応表(国立感染症研究所:外部リンク)
- 警報・注意報値 : 警報・注意報レベルの基準値
この報告の中で小学校の学級閉鎖の報告も出されています。。
・休校:報告なし ・学年閉鎖:報告なし ・学級閉鎖:小学校2校3クラス ・欠席者数:13人 ・有症者数:12人 ・患者数:25人
今年の冬は驚くような暖かさの日が続いたと思っていたら一気に例年並みの寒さになったことから体調管理が難しかったかもしれません。
毎年、同じことの繰り返しとはなりますが、以下の様な予防を徹底してください。
|参考となる予防方法
主な感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染や、その飛沫を介しての接触感染です。自分が感染しない、また、他の人に移さないためにも以下に注意して下さい。
(1) 咳エチケットの徹底(飛沫を浴びない・浴びせない)
① 咳やくしゃみを他の人に向けて発しない
② 咳やくしゃみが出るときはマスクをする
③ 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗う
(2) 外出後の手洗い・うがいの実施(ウイルス除去)※手洗いは、手首・指の間まで丁寧に行ってください。
(3) 適度な湿度の保持 湿度50%~60%(体の防御機能維持)
(4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取(抵抗力を高める。
(5) 人混みや繁華街への外出を控える(飛沫を浴びない)
※マスクについて
不織布(ふしょくふ)製マスクがお勧めです。不織布とは「織っていない布」という意味で、繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、より飛沫等を防ぎます。
厚生労働省:平成30年度 今冬のインフルエンザ総合対策について
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
管理部 部長 佐野 裕