2018年 ベンカン衛生週間
- 2018.09.25
来月の10月1日(月)から7日(日)までの1週間、平成30年度の「全国労働衛生週間」が実施されます。
昭和25年に第1回が実施されて以来、本年で第69回を迎えます。
今年のスローガンは、「こころとからだの健康づくり みんなで進める働き方改革」です。
ベンカンにおきましても、「全国労働衛生週間」の活動に賛同する形で、同期間で「ベンカン衛生週間」を実施致します。
2018年 ベンカン衛生週間
期間:2018年10月1日(月)- 10月7日(日)
主導する衛生委員会は、「従業員の健康維持・増進のための衛生基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置を講ずるなど、総合的計画的な対策を推進することにより職場における従業員の健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進すること。」を活動目的として掲げております。
そのスローガンは、『自分の健康 自分で管理 ストレスためずに 心とからだの健康づくり』となっております。
ベンカンでは、「従業員の健康増進による個々の幸福と会社の健全な発展」を目的に「ベンカン健康管理指針」を制定しております。
その主要項目を 1.ワーク・ライフ・バランスの実現、2.生活習慣病対策、3.メンタルヘルス対策、4.喫煙対策 としています。
今年の「ベンカン衛生週間」では、基本的に、この指針を基軸に推進致します。
その上で、具体的な活動は、「健康に対する意識向上」、「有機溶剤の取り扱い」、「アンガーマネジメント」を取り上げております。
・健康に対する意識向上
比較的若い従業員を中心に、健康に対する過信があることは間違いありません。
結果、年を重ねることで、何らかの持病が発生してしまう可能性もあります。
そこで、従業員に対しては、まずは、「ベンカン健康指針」を形骸的なものとしてではなく、当事者意識を持って意識させるために、従業員個々に何らかの健康宣言をしていただくことにしました。
それぞれ、メタボなどの生活習慣病、メンタルヘルス、喫煙など課題を掲げて宣言してくれております。
・有機溶剤の取り扱い
ベンカンの製造拠点においても、「有機溶剤」を様々な工程にて利用しております。
しかしながら、有機溶剤は、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称であり、その特性から、呼吸や皮膚から体内に吸収され易いために健康を害する危険有害性があります。
それ故に、従業員の安全ならびに健康を確保するために、その取扱い注意事項、保護具の正しい選定・着用などの遵守と管理を徹底しております。
今回の「ベンカン衛生週間」は、その再認識の機会として「あたりまえの基準」となっているかの確認と指導を実施します。
・アンガーマネジメント
職場のメンタルヘルスで、要因の代表とされているのが対人関係によるストレスです。
アンガーマネジメントのアンガー(Anger)とは、怒りや苛立ちといった感情のことです。
対人関係における怒りとは、互にストレスを生じさせてしまいます。
アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールして適切に対処し、ストレスを誘発させないためのスキルです。
怒りなしに、スムーズに考え方を伝え合える様になることで、組織のコミュニケーション向上にも繫がります。
毎年実施している「ベンカン衛生週間」ですが、決して形骸化させることの無いように、少しでも新しい試みにチャレンジする期間として取り組んでまいります。
金子 美智子(Michiko Kaneko) MJ工場 品質管理課 課長 衛生委員会 委員長