ステンレス鋼鋼管の熱膨張による伸縮量は? 熱伸縮量の処理方法は?
ステンレス鋼鋼管の管長10m当たりの伸縮量を以下の表に示します。
ステンレス鋼鋼管の線膨張係数(17.3x10⁻⁶/℃)は銅管(17.6x10⁻⁶/℃)とほぼ同じですが、炭素鋼鋼管(11.6x10⁻⁶/℃)と比較すると約1.5倍であるため、設計、施工する際には十分に注意する必要があります。
ステンレス鋼鋼管の管長10m当たりの伸縮量(単位:mm)
温度差 | 10℃ | 20℃ | 30℃ | 40℃ | 50℃ | 60℃ | 70℃ | 80℃ | 90℃ | 100℃ |
ステンレス鋼鋼管の 伸縮量 (mm) |
1.7 | 3.5 | 5.2 | 6.9 | 8.7 | 10.4 | 12.1 | 13.8 | 15.6 | 17.3 |
熱伸縮処理については、配管の可とう性を利用した方法、例えば配管に曲がり部を設けて伸縮量を吸収する方法があります。資料を準備しましたので、ベンカン製品使用の場合は参考にしてください。