製造業であるベンカンにとって、ものづくりは、その根幹です。
その生産は、群馬県太田市の本社と隣接するMJ工場で行われております。
ベンカンの製造方針は、内製化を目指して取り組むことです。
しかし、材料や工程の一部を外部に委託せざるを得ないのも事実です。
それでも、品質向上や納期短縮などを実現させるうえでは常に最善を尽くすべく取り組んでおります。(ショアリング)
その一つが、2021年に設立10年を迎えたベンカン・ベトナムの存在です。
一時期は、中国などの協力企業に生産を委託していたこともありましが、100%子会社のベンカン・ベトナムによって内製化率を高めることができました。
現在は、国内のMJ工場とベトナムのベンカン・ベトナムとで、それぞれの特徴を活かしして、コントロールできる裁量が増えたことで飛躍的に生産体制が整っていると考えております。
製造部 管掌 執行役員 篠田 直明
MJ工場
MJ工場は、1975年に東京都大田区に新設された工場の規模拡張を目的に、1978年に群馬県太田市に移転して設立されております。
その特徴でありコア技術が、前身の溶接式管継手事業が1951年から培ってきたプレス加工技術です。
代表的な工程は、ステンレス鋼管の直管を曲げてエルボ形状とするベンダー加工。
同じく直管に内圧を掛けて枝出しをしてチーズ形状とするバルジ加工があります。
その他、シール材が装填される部分には細かい加工が必要ですが、これらもプレス加工で行っております。
また、この工場で生産されるモルコジョイントやダブルプレスは、継手本体にパイプを挿入した後に専用締付工具でプレスすることによって接合するメカニカルジョイントです。
つまり、これらの製品の機能にも、このプレス加工技術が応用されています。
現在は、顧客のニーズに応えるべく、短納期体制を確立させるために自動化率を高めるなどして、生産性の向上に努めております。
また、その使命は、モノづくりであることは間違いありませんが、決して、製造するだけの受け身の工場であるべきとは考えておりません。
工場見学などを積極に受け入れさせていただき、ベンカンがご提供可能な価値をご提案させていただきます。
また、お客様方のお声に積極的に耳を傾け、改善に活かさせていただきたいと考えております。
※プレス加工(正式には塑性加工)の詳しい情報は、別ページでご確認ください。クリック
MJ工場 工場長 石崎 豊
製造技術課 課長 蒋池 政弥 品質管理課 課長 金子 美智子 製造課 課長代理 保坂 文彦
アクセス
〒379-2305 群馬県太田市六千石町5-1 TEL:(0277)78-4119/FAX:(0277)78-772