子育て・親育て
- 2017.09.29
|子育てとは
従来は、育児や子育ては、母親が行うもの的な風習もあったのかもしれません。
しかし現代は、イクメンとも称されるように父親が育児や子育てに積極的に参加するのが当たり前となりつつあります。
企業としても、従来は育児や子育てを切り離して勤務することを求めていた感がします。
しかし、現代では、育児休暇制度の制定は当たり前であり、それを取得するのも当然の権利として定着してきました。
女性の多い企業ですと、社内に保育施設がある場合もあるようです。
子育てを無理に仕事と切り離すよりは、共存させることを考える時代なのかもしれません。
私は、子育ては、マネジメントやコーチングに通じるものだと捉えています。
どんな人にも、必ず、自分を産んでくれた親、自分を育ててくれた親がいます。
そして何れ、縁があれば、自分の子を産んだり、育てる機会に恵まれます。
「親の心子知らず」
子供の頃は、口うるさい親を煙たがっていた自分が、いざ、親になると口うるさかったりします。
それも、なにも、親として子を想う心からのものであることを、親になって初めて思い知らされることは少なくありません。
子育てとは、子供を育てるのと同時に、親を育てることでもあるのだと思います。
|親の想い
親として子供に裕福な人生を送って欲しいと思うのは、あたりまえだと思います。
しかし、私たち家族が暮らすベトナムは、国際社会から見て決して経済的に裕福な国ではありません。
翻して、経済的に裕福な人生が必ずしも幸せとも限らないと思います。
仕事で考えた場合、お金を稼ぐことが目的ではなく「苦しくても、楽しくても、その中で過程を楽しめる人」になって欲しいのです。
人は一人では生きて行けません。
その意識があれば、社会に対する態度、家族に対する態度、学業に対する態度、お金に対する態度を考えることが出来るはずです。
私は自分の子供には、仮に経済的に貧しいとしても、楽しく幸せな人生を歩んで欲しいと願っています。
ベンカン・ベトナム 順(Tran Gia Thuan)
私は、息子が今のような純粋な笑顔で毎日を送ってくれたらと思います。
笑顔には周りを優しい雰囲気に変える力があると思います。
こちらが心を開いて素直に向き合えば、最初から嫌な態度を取られることはないと思うからです。
子どもの幸せを願わない親はいません。
人生は長く、一人で乗り越えていかなければならない壁や、大きな分岐点に何度も差し掛かることがこれから多々あると思います。
壁にぶつかった時は、親に相談してくれるような親子関係を築いていきたいです。
息子自身がやりたいということは何でもやらせてあげたいと思います。
また、将来の選択肢がたくさん持てる様、親としていろいろなことにチャレンジさせたいです。
人としての器を大きくできるように、自然に触れさせ、たくさん友達を作って日本だけでなく世界中の様々なことに興味を持てるようサポートしていきます。
今通っている保育園は、「豊かな遊びを通してたくましく健やかに育つ」を目標にしており、毎日裸足と布おむつで登園しています。
毎日泥だらけになった洋服と布おむつを手洗いで洗濯しながら、「こうやっていつの時代も繰り返されて来たんだなぁ。」と思います。
自分が親にしてもらったことは最低限子どもにもやってあげたいし、子どもが親になった時もそう思ってくれれば良いなと思います。
MJ工場 製造課 検査班 保坂 恵子
|組織育成
親であれば、誰でもそうであるように、私も父親の立場として、子供たちには幸せになって欲しいと願っています。
これは、企業人としても同じで、社員と、その家族に幸せであって欲しいと願っています。
しかし、同じ目的を実現するために集ったはずの組織ですが、必ずしも、思わしい成果を上げることが出来るとは限りません。
だからこそ、組織には、マネジメントが必要であり、コーチングやティーチングなどの教育が必要なのだと思います。
企業内の取り組みを、子育てと重ね合わせてしまうのは、いささか乱暴と捉えられてしまうかもしれません。
しかし、子育てを経験したお父さん、お母さんの存在は組織にあって偉大であると思います。
どのお子さんも、お父さんやお母さんの望みに応えて、きっと元気に育ってくれると思います。
そして、子育てを通して、まだまだ成長する、お父さんやお母さんの活躍にも期待したいと思います。
我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) 代表取締役社長