ベトナムグルメ
- 2017.09.05
|ベンカン・ベトナム
ベンカンが、経営戦略の一環としてベトナムに生産拠点を設けたのは1995年のことです。
1993年から現地での調査を始め、ベトナム国防相傘下企業「751社」と委託加工契約を締結し、ベトナムでの生産を開始しました。
その後、2011年の環境規制によって委託加工契約が終了したことから、同年12月に、ベンカン100%出資のベンカン・ベトナムを設立し、現在に至ります。
ベトナム(ベトナム社会主義共和国 Socialist Republic of Viet Nam)はインドと中国の間、インドシナ半島の東部に位置する人口約98,500,000人の東南アジアの国です。
その国土(約329,000㎢)は南北に細長く、北端から南端まで約1,600kmあります。
ベンカン・ベトナムは、ホーチミンの中心部から西へ約35kmに位置するロンアン省のThuan Dao工業団地内に所在しております。
ベンカン・ベトナムの概要
社 長:谷藤 真吾
ホームページ:https://benkan-vietnam.com.vn/
Facebook:https://www.facebook.com/benkanvn
敷地面積:約15,000㎡(建屋面積約10,700㎡)
生産品目:ステンレス配管対応メカニカルジョイント・溶接式管継手
従業員数:約350人
許認可:ISO9001-2015、ISO14001-2015、ステンレス協会規格SAS322 他
ベトナムは、北部・中部・南部の3つの区域に分かれ、北部には政治・文化の中心である首都ハノイ、中部には近年リゾート地として人気が高いダナン、南部にはベトナム最大の商業都市ホーチミンがあります。
様々な魅力のある国ですが、今回は、ベトナムと言うよりは、ベンカン・ベトナムに近い、ホーチミンや近郊のグルメをご紹介させていただきます。
|ベトナム・グルメ
■フォー(Pho)
ベトナム料理の代名詞と言えば、やはり「フォー(Pho)」ではないかと思います。
麺は日本のきしめんに似ていますが、原料は米粉と水であり、ライスヌードルの一種です。
スープは、ベトナムの調味料としては良く使われる「ヌックマム (nuoc mam)」などの魚醤と鶏肉や牛肉からの出汁をベースとしたあっさりとしたものです。
具材は、煮た鶏肉や牛肉、あるいは肉団子をメインにタケノコなどが加えられます。
また、一般的にフォーを頼むと、付け合わせでパクチーなどの生野菜や香草類が出されますので、好みに合わせて自分でトッピングすることもできます。
フォーが見えなくなるほど載せて食べるのも一興ですよ。
本場は、ハノイなどの北部といわれていますが、今や全国区の定番料理です。
例えば、朝の街を歩くと、至る所で炊き出しのような「フォー」の屋台が出ています。
朝食は、家庭で作るよりも、町の屋台や食堂で食べることが常識となっているようです。
BV1工場の近くにも地元の方々が集まる美味しいフォーのお店がありますが、さすがに現地の方が一緒でないと行けないと思います。
そこで、比較的、観光客でも行きやすいお店をご紹介させていただきます。
店名:PHỞ CAO VÂN 住所:Địa chỉ: 25 Mạc Đĩnh Chi, P. Đa Kao, Q.1, TP. HCM
■バインミー(banh mi, banh my)
「バインミー(banh mi, banh my)」というベトナム風のサンドウィッチもお勧めです。
実は、「バインミー」とは、ベトナムでは、パンの総称です。
そもそも、ベトナムは、19世紀末にフランスの植民地だったために、いわゆる、フランスパンが普及しました。
つまり、ベトナムでのパンとは、一般的に日本で言うフランスパンのこととなります。
その特徴は、米粉が入っているためのモチモチ感と空気を多く含んだ焼き加減のために軽い食感です。
硬いイメージがあるフランスパンからすると、とても食べ易く、日本人の嗜好に合っているのではないかと思います。
具材はお店によって変わりますが、基本的には肉と香草や野菜の甘酢漬け、小魚を塩漬けにして発酵させたヌックマムを加えたものです。
市街地の至る所に屋台が出ており、朝食や軽食として好まれています。
外国人の朝食としても人気のためか、ホテルの近くには必ずと言っていいほど、「バインミー」の屋台があるくらいです。
自分の足で好みのお店を探してみるのも面白いと思います。
特に美味しいお店をいくつかご紹介します。
店名:Bánh mì Bảy Hổ 住所: 23 Huỳnh Khương Ninh, Quận 1
店名:Bánh mì Nguyên Sinh 住所:141 Trần Đình Xu, Quận 1
■ゴイクオン(Goi cuon)
女性に人気なのが「ゴイクオン(Goi cuon)」と呼ばれる生春巻きです。
ライスペーパーにエビなどのメインとなる具材と野菜、米粉麺などを、手巻き寿司のように、自分で巻いて食べる一品です。
それを、度々登場のヌックマムをベースとした「ヌクチャム (Nuoc cham)」と呼ばれるベトナムの万能たれに付けて食べます。
「バインセオ (Banh xeo)」と呼ばれるベトナム風お好み焼きや麺料理など、様々なメイン料理に添えられるので、一度の食事に何度も登場する場合もありますが、アレンジされていることもあって何個食べても飽きません。
個人的な感想になってしまいますが、ベトナムのライスペーパーは日本に比べると固いので、水をつけてライスペーパーを柔らかくすることをお勧めします。
■アウ ヨン ティット(ocdon thit)
日本では食べる機会がほとんどない料理としては、「アウ ヨン ティット(ocdon thit)」という料理があります。
これはタニシと豚肉にシトロネラと呼ばれるイネ科の植物を刺して蒸した食べ物です。
ベトナムでは一般的な料理の一つとしてあげられます。
シトロネラから柑橘系の香りがするので、かなり美味しいですよ。
ただし、このタニシには人体に有害な寄生虫がいることでも有名ですので、絶対に内臓を食べないでください。
日本の貝類と一緒だと思いこみ、内臓を食した瞬間、病院送りになりますので、食す場合は自己責任にてお願いします。
■ホヴィロン(hot vit lon)
「ホヴィロン(hot vit lon)」もベトナムのソウルフードとして有名です。
滋養強壮に効果があり、とても美味しいと評判です。
どの様な料理かというと、アヒルが孵化する直前のゆで卵です。
日本人や女性にとっては、美味しさよりも見た目の印象が強く、グロテスクが苦手な方にはお勧めしません。
美味しさを取るか見た目を取るかは自己判断でお願いします。
旅行や食を楽しむということはその国の文化を知る、楽しむことにつながることだと思います。
私はベトナム料理を食べることで、ベトナムをより好きになりましたし、もっと色々なベトナム料理を食べてみたいと思いました。
そして、何よりも食を通じて楽しみを共有することが大事だと常々感じております。
より多くの方とベトナム料理談話に花を咲かせたいですね。
中隈 弘 (Nakaguma Hiroshi) ベンカン・ベトナム 営業部長