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コラム

マネジメント「ベトナム市場開拓」

  • 2023.07.01

|成長戦略

 

現代は、VUCA時代とも称される通り、変化の著しい、先行き不透明な環境におかれています。

ベンカンは、従来より、主に建築設備市場に向けて、ステンレス配管のメカニカルジョイントをご提案させていただき現在に至ります。

 

しかしながら、この既存市場だけで、事業の成長どころか、現状維持も難しいものだと自覚しております。

 

事業の成長・拡大戦略を図る際に用いられる考え方に、アンゾフの成長マトリックスがあります。

アンゾフは、企業が継続的に成長する上では、場当たりではなく、長期的な計画の下での経営、つまり経営戦略の重要性を説きました。

そして、企業には基本的に4つの成長の可能性があるとして、経営戦略を立案するための成長マトリックスを提案しています。

 

今後は、成長戦略として、既存市場に対する既存製品の提案強化だけではなく、新製品の開発、さらには新規市場の開発にも積極的に取り組んで参ります。

また、リスクの高い多角化においても、チャンスがあるいのであれば、十分に検証してチャレンジするべきと、社内の経営方針が出されています。

 

 

|海外市場の開拓

 

現在、市場開拓で取り組んでいるのが海外市場です。

基本的には、国内で販売している製品、あるいは、諸国の事情に合わせて手を加えた製品を販売することです。

 

そもそも、ベンカンのステンレス配管であるモルコジョイントは、ヨーロッパからの技術導入により1975年(昭和50年)に国内で発売されております。

このプレス式工法は、現在でも、ヨーロッパにおいて、もっとも普及した工法のひとつです。

現在は、ベンカンがヨーロッパから国内に普及させたのと同じように、アジア圏の諸国に向けて提案させていただいております。

 

アジア圏で、ステンレス配管が普及しているのは、日本以外に台湾や韓国などです。

特にお付き合いが長いのが、台湾です。

現地の特約代理店には、35年にも及ぶ信頼関係から、現地の設計事務所様、ゼネコン様、工事業者様との調整を全面的に請け負っていただき、台湾におけるステンレス配管のトップブランドにしていただきました。

例えば、台湾のランドマークである台北101においても、ベンカンのステンレス配管であるダブルプレスをご採用いただきました。

 

 

|ベトナム市場の開拓

 

これまで、海外市場に対しては、経済発展の進んだ市場や高品質志向の施主の皆様をターゲットに日本や台湾と同様の切り口でのご提案を行ってきました。

 

つまり、ステンレス配管の価値をご提案できていなかった諸国があったということです。

例えば、ベトナムです。

ベンカンは、ベトナムに製造拠点として進出して、10年以上も経つにも関わらず、市場として捉えていませんでした。

 

今後は、台湾などの従来の海外市場は、継続して、日本のベンカンからフォローいたします。

対して、ベトナムや周辺諸国の市場開発は、ベンカン・ベトナムが行います。

営業部が発足して間もないことから、まだまだ、実績は少ないものの、確実に受注あるいは内定をいただき始めています。

確かに廉価製品が圧倒的に支持される市場です。

しかしながら、耐久性からのライフサイクルコストの優位性や錆水や有毒成分の溶出がない安全性などを評価されるニーズも存在するということです。

 

また、日本で使用されているステンレス配管だけを提案するつもりはありません。

現在は、ベトナムや周辺諸国で普及する樹脂配管(PPR)の取り扱いも開始しました。

ここから、ベンカン・ベトナムらしい、独自の製品を開発してご提案して行きたいと考えております。

 

加えて、ベンカン・ベトナムは、ステンレス鋼の鋳造加工の工場でもあります。

この生産設備や技術・品質を活かして、生産の受託にも取り組んでおります。

 

日本企業の皆様の中にも、ベトナムや周辺諸国に工場などの進出をされている方々がいらっしゃるかと思います。

ステンレス配管や生産受託などにご興味がありましたら、是非、ベンカン・ベトナムにご相談ください。

 

日本企業の皆様からのお問い合わせ先

電話:0277-78-4119

担当:谷藤

 

設立10周年「ベンカン・ベトナム」

 

 

 中隈 弘 (Nakaguma Hiroshi) ベンカン・ベトナム 営業部長

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