経営「スローガン」
- 2016.08.01
|企業理念
人は、社会やコミュニティ、または個人の特定ニーズを満たす上で、一人で成し遂げることができることには限界があるために、何らかの組織を形成します。
そして、企業もまた、紛れもない組織です。
組織が、組織として機能するためには、必ず必要な三要素があるとされています。
それは、参画する個々が、目的を共有していること(組織目的)、その目的の達成に貢献する意欲を持っていること(貢献意欲)、そのために常に適正なコミュニケーションが取れていること(情報共有)です。
その意味でも経営理念、企業理念は非常に大切なものとなります。
ベンカンの場合、目指すべき姿、実現させたい目標をサステナブル企業としています。
-ビジョン-
社会における存在意義を高め〝サステナブル企業〟を目指します
そして、このビジョンを実現させるためには、社会における存在意義(パーパス:Purpose)を高める必要があります。
そのためミッションは、SDGsを意識したものといたしました。
-ミッション-
現在だけではなく 未来を考えた配管の開発と供給を通して 信頼あるライフラインの構築を提案する
そして、このミッションの遂行に挑み続けることで、サステナブルな企業を目指します。
|行動指針
企業理念として、ビジョン(論拠)とミッション(主張)を設定しました。
しかし、それも、行動しないことには始まりません。
そこで、二つを紐づけする意味で、ミッションを遂行するための行動指針を掲げました。
私たちは ビジョンの実現に向けて 誠実に ミッション遂行に取り組みます
また、これだけでは、抽象的すぎるので、6項目に分けて具体化しました。
1.お客様の声に耳を傾け、その声に お応えすべく全力を尽くします。
2.独自の価値を創造すべく、 常にチャレンジし続けます。
3.安心・安全な社内環境づくりに務め、モチベーションの高い職場であることを目指します。
4.経営と社員をはじめとした ステイクホルダー※ へ還元するための、正当な利益を追求します。
5.社会において、事業と事業以外に関わらず、その存在意義を高めることに努めます。
6.社会的責任を果たし、公正な企業活動を通じて、正しい情報の共有に務めます。
※ステイクホルダーとは、社員、顧客、取引先などの全ての利害関係者を意味します。
これらは、今後、仮に立ち止まった時に、迷うことなく、次の行動に移すための指針とするために掲げました。
|スローガンの制定
実現したいビジョンを掲げ、それを実現するために遂行すべきミッションを掲げ、さらには、ミッションを遂行させるための行動指針を掲げました。
しかし、人には、現状を現状のまま維持したいと思う無意識の欲求である現状維持バイアスがあるといいます。
すべきことは掲げられ、それをすべきことであると理解しながらも行動に移せない。
仮に、そうであれば、最後に欠けているのは、行動に移すための起爆剤なのかもしれません。
そこで、このミッションを遂行する意欲をカタチにすべくスローガンを制定することが検討されました。
スローガンは、トップダウンで決めるよりは、社員たちからのボトムアップで決定することが相応しいと考えました。
公募した結果、268件の応募があり、その中から一次選考を行い43件に絞り込まれ、最終的に役員会にて協議され決定しております。
知恵と勇気を持って
変化にチャレンジしよう!
また、このスローガンには、サブメッセージとして、次の言葉を添えております。
「私たちはおかれた環境の変化を意識して、それに立ち向かうために自からも変化します。」
世の中の環境が変化する中で、チャレンジしなければ、失敗もないかもしれませんが、衰退も免れることはできません。
現状維持は、衰退を意味すると覚悟しなければならない時代です。
そのために知恵を働かせて、チャレンジし続けることが将来のベンカンを築くのだと確信しております。
ベンカンの想いを社内は当然ながら、社外の皆様に対しても訴求させ易いものになったのではないかと思っております。
今後は、このスローガンを掲げて、全社員が一丸になって社業に取り組んで参ります。
我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) 代表取締役社長