サステナブル配管のベンカン
- 2023.12.20
|企業の理念
マネジメントで知られるピーター・F・ドラッカー氏は、その著書の中で、「マネジメントは、組織に特有の使命、すなわち、それぞれの目的を果たすために存在する。」と示しております。
そして、組織である企業にとっての目的を「企業の目的の定義は一つしかない。それは顧客を創造することである。」と示されております。
企業は、常にターゲットである顧客やその市場、および課題の定義が出発点であることを認識しなければなりません。
ベンカンにとっての目的は、企業理念のミッションとして掲げています。
そして、その実現のためにも、外的基準を高め、その価値を社外に対して、発信する必要があります。
それは、ある意味、万人受けするようなメッセージではなく、伝えたい相手に明確に主旨が伝わるものでなければならないと認識しております。
|SUSTAINABULE LIFELINE
左述のミッションは、2015年に国連サミットで採決された「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」を受けて、翌年の2016年に制定しました。
しかしながら、当時、SDGsといっても、まだまだ認知されておりませんでした。
そこで、ミッションをシンプルにお伝えするために、「SUSTAINABLE LIFELINE®」をミッションブランドとして商標登録いたしました。
「サステナブル(sustainable)」とは、直訳すると「持続可能な状態」であり、SDGsにおいても非常に多岐に渡る捉え方のものです。
例えば、建築業界であれば、これまで使われてきたエコロジー(ecology)建築から一歩先に行く考え方として、サステナブル建築という概念があります。
また、「ライフライン(lifeline)」とは、直訳すれば命綱となりますが、これは給水、給湯、空調などの配管に例えさせていただきました。
合わせて、「現在だけでなく未来を考えた配管」のことを「SUSTAINABLE LIFELINE®」つまり、サステナブル配管と定義しております。
|サステナブル配管のベンカン
ミッションにある「現在だけでなく未来を考えた配管」ですが、それが何かは定義づけておりません。
現代は、VUCA環境とも呼ばれる通り、変動的(Volatility)で、不確実(Uncertainty)、さらには複雑(Complexity)で曖昧(Ambiguity)です。
企業理念が外部環境の変化に対して頻繁に変えるものではないにしろ、「現在だけでなく未来を考えた配管」に関しては、その時代、その時代で変わって行くものだと考えております。
現在、ベンカンでは、この「現在だけでなく未来を考えた配管」あるいは、「SUSTAINABLE LIFELINE®」をステンレス配管を中心にご提案させていただいております。
当然ながら、現状に納得するつもりはありません。
今後も、より常に高い外的基準を掲げ続けステンレス配管に限定することなく、サステナブル配管と言えば、ベンカンを第一想起していただけるようにミッションのブランド化に努めてまいります。
我妻 武彦(Takehiko Wagatsuma) 代表取締役社長