工具メンテナンス会
- 2023.09.19
|メカニカルジョイント
メカニカルジョイント(mechanical joint)とは、「機械式」接合の「管継手」のことです。
特徴は、ゴムシール材等の密着によって接合部の止水を行う構造や専用工具等を使用して接合することで、接合品質の均一性が可能なところです。
ベンカンでは、ステンレス配管を中心としたプレス式、拡管式、ワンタッチ式の3つの接合方式のメカニカルジョイントを取り扱っております。
接合には、専用工具不要のワンタッチ式の「EGジョイント」以外は、専用工具を使用して接合することになります。
それぞれ、プレス式の「モルコジョイント」、「ダブルプレス」などには締付工具、拡管式の「BKジョイントⅡ」は、拡管工具が必要となります。
|工具センター
専用工具類ですが、基本的に需要家の皆様にご購入いただいております。
しかしながら、大型の工事現場であると、所有されている専用工具だけでは足りなくなってしまう場合があります。
また、需要家の皆様の中には、コンスタントにステンレス配管の工事現場に携わられるとも限りません。
そこで、リース会社様や代理店様に専用工具を所有していただき、需要家の皆様には、そこから貸し出しをお願いしておりました。
しかしながら、メーカーとして、社外の協力業者様だけに委託すべきではないと考え、MJ工場(群馬県太田市)内に工具センターを設けております。
現在では、プレス式継手用の専用締付工具、拡管式継手用の拡管工具それぞれ、リース工具として相当台数を所有しております。
以前は、返却されたリース工具のメンテナンスや修理は、製造元の工具メーカーに送って実施しておりましたが、現在では、スタッフが定期的に工具メーカーで研修を受けて、工具センターにて対応しております。
|工具メンテナンス会のご提案
工具センターでは出張の工具メンテナンス(工具メンテナンス会)を提案いたします。
(1)実施場所、日時:要相談
(2)対象:お客様の所有工具(ベンカン製品専用工具に限ります)
(3)メンテナンス内容:作動確認、さび落とし
※修理が必要なものをMJ工場(群馬県)へ持ち帰る場合があります。
(4)費用 :要相談
※1、詳しい内容については、各営業所までお願いいたします。
※2、工具メンテナンス会を開催する条件は、工具メンテナンス会当日に対象工具が数十台集まることといたします。
※3、出張メンテナンス会という事で、開催回数が限られます。
※4、ご依頼をいただいても即時開催できない可能性があることをご理解ください。
工具センターが重要視しているのは、単にリース工具を貸し出すことではなく、お客様に工具のメンテナンスを通して、「安心・信頼」といった価値をご提供するという考え方です。
この度は、出張工具メンテナンス会を実施することで、お客様が所有する工具を末長く、安心、信頼してご使用いただくことを提案いたします。
今後も、プロダクトアウトの発想になることなく、マーケットインあるいは「お客様目線」を意識して取り組んで参ります。