マネジメント「欠品撲滅」
- 2023.09.05
|マネジメント
組織には、共通する目的や目標が存在します。
そして、それを果たすために機能させるのがマネジメントです。
製造の立場として果たさねばならない目標の一つが欠品の撲滅です。
現実的に欠品の撲滅は不可能の域かもしれませんが、ここで妥協しても始まらないので、敢えて、撲滅とします。
そのための手法として、TOCを取り入れております。
TOC(制約理論:Theory of Constraints)とは、サプライチェーン・マネジメントの理論の一つとして用いられるもので、1970年代前半、エリヤフ・M・ゴールドラット博士の書籍によって提唱されました。
そして、本書籍において、ある工場を舞台とした物理的制約がクローズアップされています。
ベンカンにおきましても、季節要因やお客様の需要の変化により需要が変動することはあり、その都度、物理的制約であるボトルネックが変化しております。
企業の目的は、顧客の創造です。
その意味でも、お客様が望まれる製品と望まれる期日に、望まれる数をお届けすることは非常に重要です。
そのためには、TOCの考えを活用することが重要であると捉えております。
|納期遵守
ベンカンでは在庫生産の方法をとっております。
しかし、上記に記載した通り季節やお客様の状況により需要が変化することから、常に必要なものを必要なだけ準備しておくには限界があります。
その中で、TOCの考えに沿い問題に対し解決するためには以下のステップが必要となります。
ステップ1 制約を見つける
ステップ2 制約をどう徹底活用するかを決める
ステップ3 他のすべてをステップ2の決定に従わせる
ステップ4 制約の能力を高める
ステップ5 ここまでのステップで制約が解消したらステップ1に戻る
この5つの集中ステップを繰り返すことで、生産LTを短縮し、お客様の需要に沿った形での生産へつなげ納期遵守の向上に努めてまいります。
|欠品抑制
欠品はその場の売上が減ってしまうばかりか、その先の受注にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
そのため、如何にして抑制するかが重要となります。
抑制させるためには、生産のリードタイムを短縮し、急激な需要の変化に柔軟に対応することができます。
また、欠品をする前に在庫を積み増すための管理環境を構築していくかも重要となります。
カイゼン活動においては、以下の手順で進めていく必要があります。
1,標準の設定
2,標準を目指したKPIの設定
3,標準の進化
ベンカンは、このロジックを元にマネジメントを進めてまいります。
そして、欠品の抑制につなげていきます。