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コラム

HRM「群馬県いきいきGカンパニー」

  • 2023.05.23

| HRM

 

現在の人事的な問題や課題は、労働力不足、技能継承、組織力の向上、マネジャー育成、スキルアップ、コミュニケーション、人的生産性の向上など多岐に渡ります。

 

その意味でも、経営戦略に深く関わり、その実現に寄与する「戦略的人的資源管理(以下、HRM:Human Resource Management)」が重要視されています。

 

例えば、社員の新しい働き方改革です。

仕事(ワーク)は、単純に、人の生活を経済的に支えるものです。

同時に、人生(ライフ)の一部であり、精神的にも支える存在として成り立っていると考えます。

そのため、仕事(ワーク)と人生(ライフ)の調和を図るワーク・ライフ・バランスを保つことが求められております。

 

社員たちが、それぞれの家庭や地域生活などに応じて多様な生き方が選択・実現できるように、会社として、社員一人ひとりがやりがいや充実感と責任を感じながら働ける職場を提供して行きたいと考えます。

 

【移設】HRM(人的資源マネジメント)

 

 

|ワーク・ライフ・バランス

 

ワーク・ライフ・バランスについては、以下のことが言われております。

 

健康と幸福

ワーク・ライフ・バランスを保つことは、身体的および精神的な健康を維持するために重要です。

過度な仕事のストレスや過労は、身体的な健康問題や心理的な負荷を引き起こす可能性があります。

適切なバランスを保つことにより、ストレスを軽減し、幸福感を高めることができます。

 

効率と生産性

長時間働くことは、生産性や効率に悪影響を及ぼす可能性があります。

適度な休息やレジャーの時間を取ることは、仕事に集中し、高いパフォーマンスを維持するために必要です。

十分な休息を取ることにより、集中力や創造性が向上し、仕事の品質が向上することがあります。

 

家族や人間関係

ワーク・ライフ・バランスを保つことは、家族や人間関係においても重要です。

時間やエネルギーを家族や友人と過ごすことに割り当てることは、絆を築くために不可欠です。

仕事だけに時間を費やし、家族や友人との関係を疎かにすると、孤立感や満足感の低下を引き起こす可能性があります。

 

個人の成長と充実感:

ワーク・ライフ・バランスを実現することは、個人の成長と充実感をもたらします。

時間を自己啓発や趣味、リラックスに費やすことで、自己成長や興味のある分野への取り組みが可能になります。

自己の関心や情熱に時間を割くことで、より充実した人生を送ることができます。

 

これらの理由から分かるように、ワーク・ライフ・バランスは健康や幸福、生産性、人間関係、個人成長などの観点から重要視されており、総合的な幸福感に大きな影響を与えております。

バランスの取れた働き方は、身体的な健康を維持し、ストレスを軽減することにつながります。

また、適切な休息やリフレッシュの時間を確保することで、効率的に仕事に取り組むことができます。

さらに、家族や友人との時間を大切にすることで、絆を築き、豊かな人間関係を築くことができます。

自己成長や個人の関心に時間を割くことで、充実感を得ることができます。

 

HRM「ワーク・ライフ・バランス」

 

群馬県いきいきGカンパニー

 

ベンカンの本社およびMJ工場がある群馬県においては、「群馬県いきいきGカンパニー認証制度」があります。

この制度は、男性も女性も問わず、すべての労働者が「働きやすい職場環境づくり」を推進するための取り組みを認証するものです。

対象は、群馬県内に本社または事業所があり、県内で事業活動をおこなう企業、法人、団体となります。

具体的には、育児・介護休業制度の利用促進や職場における女性の活躍推進、社員の家庭教育など、ワーク・ライフ・バランスの推進に先導的な取り組みを進めている事業所を応援する取り組みです。

 

群馬県いきいきGカンパニーの認証は、以下のすべての要件を満たすことが必要になります。

認証の区分には「ベーシック認証」と「ゴールド認証」の二つがあります。

 

【ベーシック認証の認証基準】

 

(1)育児・介護休業等に関する制度を、就業規則等の社内規則に規定していること
※現行の育児・介護休業法令(令和4年4月施行)に対応している必要があります。
※常時10人以上の労働者を使用している事業所は労働基準監督署の届出印あるものを添付する必要があります。

 

(2)次の各事項に関する取組を申請書にて宣言していること

① 育児・介護休業制度等を対象とした両立支援の取組

② 職場における女性の登用・活躍推進の取組

③ 従業員の家庭教育等ワーク・ライフ・バランス推進の取組

 

(3)過去3年間において、労働基準法及び法に基づく命令その他関係法令に違反する重大な事実がないこと

 

【ゴールド認証の認証基準】

 

(1)ベーシック認証のすべての要件を満たしていること

 

(2)群馬県男女共同参画推進条例に基づき、男女共同参画推進員を設置していること

 

(3)次の各事項に関する取組実績があること
① ワーク・ライフ・バランスの取組実績
② 職場における女性の登用・活躍推進の取組実績

 

「群馬県いきいきGカンパニー 」ベーシック認証

 

| ゴールド認証 の取得

 

このたび、ベンカンは 、HRMの一環で、群馬県いきいきGカンパニー のベーシック認証に引き続き、「ゴールド認証」の認定を取得いたしました。

 

育児・介護休業制度の利用促進や職場における女性の活躍推進、社員の家庭教育などのワーク・ライフ・バランスの推進を図り、すべての社員がはたらきやすい職場環境づくりを推進するために、以下の取組を積極的に取り組んでまいります。

 

(1)育児休業制度などを対象とした両立支援の取組宣言

① 育児・介護休業などの制度の認知を図り、取得しやすく働きやすい環境づくりに努めます。

② 仕事と家庭の両立のため、有給休暇の取得推進に努めます。

 

(2)職場における女性の登用・活躍推進の取組宣言

① 性別にとらわれない能力や成果に配慮した人事制度を確立します。

② 会社案内やホームページ等で女性の活躍を紹介します。

 

(3)社員の家庭環境などワーク・ライフ・バランス推進の取組宣言

① 働き方改革を推進し、生産性向上に向けた取組の実施に努めます。

② 時間外労働の削減や有給休暇の取得推進により、ワーク・ライフ・バランスの推進を図ります。

 

今回、「ベーシック認証」に加え、さらに厳しい基準を満たす「ゴールド認証」を取得することに成功しました。

これにより、ベンカンのはたらく環境が一定の基準に達していることをあらためて確認することができました。

 

しかしこの認証を取得したからといって、終わりではありません。

むしろ、これが新たなスタートであり、より一層社員が働きやすい職場を実現するために、環境づくりを推進していきます。

そして、会社や社員の活性化を促進していく努力も重ねていきます。

 

 

健康経営 「健康優良企業(銀の認定書)」

 

 

宮野 宜子(Noriko Miyano)  管理部


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