職場紹介「開発技術課」
- 2022.07.30
|開発技術課
技術部 開発技術課は、2022年7月21日に新たに設立された部署です。
現在、私たちの課には5名のメンバーが所属しており、年齢層は20代から60代まで幅広くなっています。
開発技術課はその名前の通り、製品の開発や改良を目指して業務に取り組んでいます。
私たちは、ベンカンが持つプレス加工(塑性加工)技術を活用した製品設計や、グループ会社を含めた鋳物から加工まで一貫して行うことができるため、他にはない様々な製品やアイテムの開発に取り組むことができます。
|個性豊かな仲間たち
技術職と聞くと、多くの人が難しい仕事や専門知識を必要とする仕事とイメージするかもしれませんが、私たちの開発技術課も確かに個性豊かなメンバーで構成されています。
課の中には技術者として長年の経験を持つベテランもいれば、完全な異業種から転身して技術職になった人もいます。
そのため、私たちの課はさまざまな性格のメンバーで構成されています。
メンバーに趣味について聞いてみると、車、漫画、野球、筋トレ、音楽、ネットサーフィン、珈琲、ダーツ、仕事(設計・試作)など、多岐にわたる趣味を持つ人々がいます。
逆に嫌いなものについて聞いてみると、満員電車、香草(ミョウガ、パクチー、ドクダミ)、虫、小さい部品、細かい文章、仕事(管理業務、報告書)など、それぞれ異なる嗜好を持っています。
私たちの課は多趣味な人が多い傾向にありますが、仕事を好きなものとして取り組む強者もいれば、嫌いなものにも負けずに仕事を成し遂げる強者もいます。
|開発技術課の日常
一般的に技術職と聞くと派手なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際のところ、開発技術課の仕事は非常に地味な職種です。
私たちは日々、試験や図面の作成に取り組んでいます。
試験では、自分が担当しているものを繰り返し行うこともありますし、図面を作成する際にはパソコンの前で集中して作業を行います。
簡単に説明すると、まず製品の設計を行います。
このために、2Dや3DのCADソフトを使用して図面を作成し、寸法などを決定していきます。
この過程では、何度も試行錯誤しながら自分のイメージを反映させた図面を作成していきます。
図面の寸法が確定したら、試作を行います。
3Dプリンタを使用して形状を確認し、選定した材料を使用して強度の試験を行います。
たとえば、継手を試作する場合は規格に準じた試験を行い、強度を確認していきます。
この試験では、単純に外部から力を加えるだけではなく、パイプを継手に接続し内部に水を封入して圧力をかけるなど、さまざまな試験を行います。
試験のデータを取得するために、何度も試験を繰り返します。
試験の中には一日で終わるものもありますが、長期間にわたる試験もあります。
試験中は地味で、繰り返し地道な作業を行いながらデータを収集し、より良い製品を開発していきます。
新しい製品を完成させるには数年の時間を要する場合もあります。
試験や製品開発には体力も必要です。
試験用の体を作るためには、自分たちで試験体を作製する必要があります。
継手が小さければ軽いですが、大きくなれば重量も増し、接合するパイプも大きく重くなります。
また、使用する工具も一定の重量がありますので、体力作りのために筋トレに取り組むメンバーもいます。
|顧客訪問
普段はMJ工場でデスクワークや試験を行っていますが、営業と同行して現場を訪れる機会もあります。
私たちの製品は建物内の配管に使用されるため、実際の現場で製品がどのように使われているのかを直接目にすることはできません。しかし、営業との同行により配管の状況を確認することができ、生の声を聞く機会も得られます。
このような経験は非常に有意義であり、私たちの成長につながるものです。
私たち開発技術課は、年齢も性格もさまざまなメンバーで構成されていますが、ベンカンの製品をご利用いただいている皆様により良い製品の開発や改良を提供し、満足していただける製品をお届けするために、日々努力しています。
これからも精進し、ベンカン製品の品質向上に貢献してまいります。
大川 智之 (Satoshi Ookawa) 技術部 開発技術課 課長代理