コミュニケーション「eスポーツ部」
- 2023.09.04
|コミュニケーション
人は、社会やコミュニティ、または個人の特定ニーズを満たす上で、一人で成し遂げることができることには限界があるために、何らかの組織を形成します。
そして、それぞれの組織は、それぞれ特有の目的を果たすために、社会の中で様々な活動を繰り広げます。
翻せば、その組織の中に、その組織の目的を果たす上で障害になるような存在、あるいは、その存在を容認してしまう組織は、いずれ組織として機能しなくなってしまうといえます。
組織が、その目的を果たすために必要な三要素があります。
それは、参画する個々が、①目的を共有していること(組織目的)、その ②目的達成に貢献する意欲を持っていること(貢献意欲)、そのために常に適正な ③コミュニケーションが取れていること(情報共有)です。
企業も当然ながら組織です。
その上で、三要素のどれもが重要であることは理解できます。
しかし、最も難しいのがコミュニケーションを向上させることではないかと感じています。
従来は、勤務時間だけではなく、社内旅行やサークル活動、懇親会なとがあり社員間の交流を深める機会となってました。
しかし、現代は、なかなか難しい環境となっています。
|eスポーツ部
社員間の交流機会として、eスポーツ部を創設しました。
きっかけは、SNSを通して交流させていただけるようになった太田市役所eスポーツ部様からのお誘いでした。
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)の略で、広義的には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。
その期限は、コンピューターゲームが誕生し、数多くの大会が開催されるようになってきた1980年代とされています。
大きな転機は、2000年にeスポーツという単語が使われ始め国際的な大会であるWCGC (World Cyber Games Challenge)が開催されたことにあります。
さらに、2011年には、日本において第1回eスポーツJAPAN CUPが開催されることになります。
そして、何よりも大きな転機が、2021年に、IOC(国際オリンピック委員会)がeスポーツの公式大会を開催することを発表したことです。
通常の競技スポーツは、どうしても加齢や怪我などと共に、どうしても引退が迫られてしまいます。
その意味でも、マスターズ大会やパラリンピックなどの価値が高いものでした。
そして、このeスポーツがオリンピックの競技として加わることは、より参加者の幅が広がる喜ばしい傾向であると考えます。
事実、eスポーツのサークルなどでは、高齢者や障害者の皆さんも多く参加されています。
大会に、お婆さんだけのチームが参加され話題になったこともあります。
私たちベンカンeスポーツ部も、現状は、単なるゲーム好きが集まった状態です。
まだまだ、eスポーツとしては初心者の私たちですが、その戦略性、戦術性の高さに驚いています。
特にチームで対戦する以上は、互に勝利することを目的に、それに貢献すべく、それぞれの役割を担うことの重要性を実感しています。
そして、最終的には、メンバー間のコミュニケーションの重要性なのだとも考えております。
|地域交流
まだまだ、初心者の集まりですが、9月のeFootballの大会に出場してしまいます。
そこで、太田市役所eスポーツ部様のご提案で合同練習会を開催することができました。
業務終了後にベンカン本社のプレゼンルームにご来場いただきました。
結果は、案の定、3戦全敗でした。
とにかく、テクニックの差は当然ながら、それ以前の違いを感じた様です。
戦略的な組み立てや戦術的な動きに、個人バラバラなベンカンは翻弄されるだけで全く相手になりませんでした。
メンバーたちは、仕事だけではなく、あらためて、戦略や戦術の大切さを痛感したようです。
太田市役所eスポーツ部の皆さん、こんな未熟なベンカンのお相手だけではなく、ご指導までいただきありがとうございました。
大会までに、少しでも、戦略、戦術、そしてテクニックを高めたいと思います。
また、雑談も大いに盛り上がり、お互いを知ることができ、仕事を超えたつながりをもつことができました。
今後もeスポーツを中心に交流を深め、イベントに参加して地域社会を盛り立てていければと思います。
塚田 和之(Kazuyuki Tsukada) 管理部 担当課長