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コラム

地域情報「赤城山」

  • 2022.08.11

|地域貢献

 

企業において、社会的な責任(CSR:Corporate Social Responsibility)を果たすことは義務です。

加えて、より社会における存在意義を高めることが企業に求められています。

 

ベンカンにおいても、社会的な責任を果たすことは当然として、社会に認めていただけるような存在意義を示すための取り組みを推進しております。

まず、言えることは、事業を通しての社会貢献です。

ベンカンあるいは、ベンカン製品が社会に貢献できる存在となること、逆に存在しなければ社会として困るような企業あるいは製品づくりに取り組みます。

 

また、SDGs(持続可能な開発目標)の様な活動を通して、事業以外での貢献も検討しております。

実力以上の高みを目指すのではなく、大切なのは出来ることから取り組むことだと考えております。

身近なところでは、地域貢献です。

 

ベンカンは、群馬県太田市に本社・MJ工場を構え、多くの社員が群馬県に居住しております。

そうなると、まずは、お世話になっている群馬県の情報を発信することで微力ながら地域貢献に関わって行きたいと思います。

 

今回は、群馬県を代表する名所である赤城山についてご紹介させていただきます。

 

地域情報「群馬県」

 

|赤城山

 

 

赤城山(あかぎさん・あかぎやま)は、関東地方の北部、群馬県のほぼ中央に位置する山です。

しかし、実際には一つの山ではありません。

標高1,828mの黒檜山を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなる複成火山です。

太平洋プレートがオホーツクプレートに沈み込んでできた島弧型火山であり、山頂には、その名残ともいうべきカルデラ湖の大沼があります。

 

中央の大沼の周囲を、円頂を持つ1,200mから1,800mの峰々が取り囲み、その外側は標高にして約800mまでは広く緩やかな裾野の高原台地をなしています。

それらは、前橋市、桐生市、みどり市、沼田市、渋川市、利根郡昭和村の5市1村に広がり、富士山に続き日本で二番目の長さとなっています。

 

日本百名山、関東百名山にもなっており、群馬県では、赤城山を含む榛名山(高崎市)、妙義山(下仁田町 他)を上毛三山に数えられる名峰です。

 

黒檜山(くろびさん、1,828 m) 最高峰
駒ヶ岳(1,685 m) 外輪山
地蔵岳(1,674 m)  溶岩ドーム、山頂に複数の通信施設。
長七郎山(ちょうしちろうさん、1,579 m)小沼火山の火口縁

大沼 カルデラ床に形成された湖
小沼 タフリング、後カルデラ火山
血の池 火口
小地蔵岳(1,574m)小沼火山の一部で、爆裂火口の小沼を囲む火口壁の一部
鍋割山(なべわりやま、1,332 m)溶岩ドーム
荒山(あらやま、1,572 m)溶岩ドーム
鈴ヶ岳(すずかだけ、1,565 m)溶岩ドーム

 

また、赤城山ならではの植生がみられる自然も特筆すべきところです。

実際、私は、NPO法人群馬県自然保護連盟が企画した環境保護活動および自然教育等を行う散策登山に参加してみました。

NPO法人群馬県自然保護連盟が認定したガイドボランティアの方にアテンドしていただきながら、赤城山の自然、歴史、文化等の魅力、赤城山における環境保護等の活動を解説いただきながら楽しく散策することができました。

あらためて自然と人とのかかわり方を考え、人と雄大な自然が共存する赤城山を知ることができて、ますます赤城山のファンになりました。し

 

赤城山環境ガイドボランティア

 

 

|群馬県の象徴

 

日本の象徴が富士山であるのと同じように、赤城山は群馬の象徴ともいえます。

日本人は古来より自然を崇拝し、山岳を信仰の対象として来た歴史がありますが、赤城山も古くから山岳信仰の対象となっており、亡くなられた方々の魂を慰めであったり、修行の場としての登山される方々がいました。

その意味でも、赤城山を神体山として祀る大沼湖畔にある 赤城神社が有名です。

その信仰は強く、赤城神社は、関東地方を中心にして全国に約300社があるといわれています。

 

また、赤城山は、文学作品でも取り上げられることが多く、特に国定忠治の「赤城の山も今夜を限り」は有名かと思います。

 

赤城山は群馬県民の生活にも強く影響しています。

冬期の関東平野に吹く特有の北風を、群馬県平地部では赤城颪(あかぎおろし)と呼びます。

この語源は、もちろん、赤城山の方角から吹くためであり、郷土の上毛かるたの読み札には「雷(らい)と空風(からっかぜ) 義理人情」と読まれるくらいに、群馬県を語る上で空っ風の存在は外せません。

実際の生活では、正直なところ強い風と舞い上がる土埃で大変です。

 

赤城山は、群馬県民は当然ながら東京からも2時間のアクセスですので、レジャースポットとしてもお勧めです。

自動車で標高1,300mまで上がることができ、山のすぐ近くまで自動車で行くことができる上、無料駐車場が多くあるので気軽に行けるスポットとなっています。

標高が高いので夏場でも比較的涼しく、避暑も兼ねて楽しむことができます。

 

赤城山南麓を横断する国道353号線は「あかぎ風ライン」の愛称で呼ばれ、そば街道、馬事公苑、ぐんまフラワーパーク、釣り掘り、温泉など多くの観光スポットが集積しております。

 

登山初心者から中級者まで楽しめる豊富な登山コースがあります。

小尾瀬とも呼ばれる周囲約500mの貴重な湿原である覚満淵(かくまんぶち)では、木道の遊歩道があり、あちこちで珍しい高山植物を見ることができます。

 

赤城山頂の大沼湖畔は、キャンプ(予約制)やボート、カヌー、ワカサギ釣りなどさまざまなレジャーを楽しむことができます。

最近ではE-bike(電動自転車)のレンタルもあるので、手軽に風を切ってヒルクライムを楽しみください。

 

是非、多くの皆様に赤城山に訪れてみていただきたいと思います。

 

 

 

  小杉 優也(Yuuya Kosugi) 管理部

 

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