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コラム

社会貢献「エコキャップ回収活動」

  • 2022.04.22

|社会貢献

 

企業に対して、その社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)あるいは、社会における企業の存在意義(パーパス:Purpose)が問われています。

 

さらには、2015年の国連サミットでは、地球規模の持続可能な開発目標を掲げたSDGsが採択されました。

ベンカンにおいては、これらを推進させる上で、このSDGsに沿った取り組みを、まず、事業活動を通して努めることを徹底しております。

その上で、出来る限り、事業活動以外でも貢献することに努めます。

 

ベンカンの事業の主体領域は国内です。

それでも、生産拠点がベトナムになりますし、海外諸国に製品の輸出も行っています。

比較的、平和な日本ではありますが、国際的に見た場合、紛争、貧困など様々な問題があります。

これら世界的な社会貢献も視野に入れて行く必要があります。

 

社会貢献「タンザニア製造業支援研修」

 

|感染症対策

 

2020年の春からの新型コロナウィルスの感染拡大によるパンデミックには、感染症の恐ろしさを再認識させられました。

しかしながら、ユニセフの報告では、それ以前より、アフリカや南アジアを中心に世界では、およそ2,000万人もの乳児が様々な感染症の予防接種を受けられずにいます。

結果的に、年間150万人、約20秒に1人の子供たちが命を落としているといいます。

 

先進国ならば、乳児期から病院や学校などで予防接種を受けるのが当たり前です。

ところが、世界には、予防接種どころか病気を発症しても容易に治療を受けられない環境にある子どもたちがたくさんいます。

予防接種を受けられずに免疫がない子どもたちは、ひとたび感染症となれば重症化してしまい死に至ることが少なくないのです。

更に、感染症は、周辺の子どもたちにも広がり、最悪の場合、地域全体の子どもたちの命が危険にさらされてしまいます。

 

世界には、その様な予防接種を受けることができないまま命を落としてしまう子どもたちが大勢いるという事実を受け入れなければなりません。

翻せば、そこに1本のワクチンがあれば、救われる命もあるということも事実です。

 

マネジメント「パンデミック対策」

 

 

|エコキャップ回収運動

 

遠く離れた場所での出来事であると目を逸らすのではなしに、何らかのカタチで貢献できないものかと思うところです。

ベンカンでは、その様な子どもたちの命を救う活動に関われないものかと、社員へ意見を求めました。

すると、お子さんを持たれる社員から小学校で実施している「エコキャップ回収運動」について意見があがりました。

これは、飲料水のペットボトルがリサイクルされているのに対して、廃棄されてしまうキャップをリサイクルすることで、その収益を世界の恵まれない子供達へのワクチン代として役立ててもらう活動です。

 

ワクチンですが、安いもので1人分が20円であり、そのために800個のキャップが必要となります。

正直、800個で、たった1人分にしかならないなら募金した方が良いのではないかとの意見もありました。

しかし、僅かな効果であっても社会に貢献しようとする意識を尊重して、2022年3月から群馬県太田市にある本社およびMJ工場においてペットボトルのキャップを回収する「エコキャップ回収活動」がスタートしました。

 

2022年4月19日には、初回となる3.1Kg(約1,240個)を 社会福祉法人 太田市社会福祉協議会様へ納めさせていただきました。

 

勿論、一度持ち込んだから終わりというわけではなく、今後も継続しておこなってまいります。

また、このエコキャップ回収活動以外にも、社会貢献活動としておこなえるものがあるはずですので、活動範囲を広げていきます。

自分達が出来る範囲で、これからも地道に社会貢献活動に取り組んでまいります。

 

経営「CSR(企業の社会的責任)」

 

 

 

宮野 宜子(Noriko Miyano)  管理部


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