職場紹介「製造課」
- 2021.12.14
|生産体制
ベンカンでは、現在だけでなく未来を考えた配管の開発と供給を通して、信頼あるライフラインの構築をご提案することをミッションとしております。
社員は、このミッションを共有し、これを実現に貢献するために、それぞれの職務に就いております。
生産を担うのが、群馬県太田市の本社と隣接するMJ工場(製造部)です。
主力製品のメカニカルジョイントですが、モルコジョイント、ダブルプレス、BKジョイントⅡ、EGジョイント、JPジョイント、CUプレスなど多岐に渡します。
その他にも、SUパイプ(一般配管用ステンレス鋼管JIS G 3448)、被覆ステンレスパイプ、各種工具類なども取り扱っております。
また、それぞれの製品におきましても、品種(エルボやソケット等)、寸法(サイズ)、材質、および認定品(消防認定や日本水道協会認定品)が異なります。
その数ですが、製品毎に600~800種類のアイテムがラインナップされていることで、全体では3,500種類程度があります。
また生産は、MJ工場だけではなく、ベンカン・ベトナムも担っております。
主に鋳造加工製品であるBKジョイントⅡを中心に製造を委託する外注先となります。
|製造課
MJ工場における生産管理を担っているのが製造課です。
製造課は、課長代理の保坂を中心に、篠田、飯島、齋藤、吉澤の5名のスタッフが各種業務をおこなっています。
製造課の使命は、お客様からのご注文に対応した製品をご提供することに尽きます。
そのために担う生産管理とは、製造に関わるマネジメント全般と捉えて良いかと思います。
現在の体制は、製品別に生産管理をスタッフが担当しています。
つまり、それぞれが、生産の計画、生産指示、工程の確認・調整、外注加工依頼や購買、輸出入、営業との調整など生産に係わる業務を一手に担っております。
販売状況の変化による在庫状況の変化に応じて、臨機応変な対応が求められます。
システム的には、各製品、各アイテムには基準在庫が設けてあり、基準在庫数を下回れば増産あるいは部品などの発注といった流れになります。
しかしながら、何事も理屈通りに動く訳ではなく、納期の中で、今ある材料在庫の中から、どれくらい、どの製品を作っていくのかを見極め、時にはトラブルにも対処して、現場や仕入先、外注先との調整力が要求されます。
現実は、造り過ぎては在庫過多になりますし、不足すれば欠品してしまいます。
状況に応じて納期短縮の交渉や、発注数の相談、仕様の変更、梱包形態、価格調整等もおこなっており、一筋縄ではいきません。
外注先となれば、ベンカン・ベトナムも含まれます。
毎日の生産の依頼(発注)をおこなったり、材料の無償支給材の輸送手配、製品の輸入の調整もおこなっております。
|コミュニケーション
製造課が最優先に求められるのは、コミュニケーション能力なのではないかと考えています。
それは、製造部内は当然ながら、他の部との適正なコミュニケーションを図ることが非常に重要となっております。
特にお客様の窓口となる営業部とは、定期、不定期に情報の共有を行っております。
重要視されるのが、過去の出荷データからでは読み取れない突発的な営業部からの情報です。
対して、製造課からも、特に対応し切れない場合の情報などを逸早く出すことを重要視しています。
また、社外の取引先とのコミュニケーションも重要です。
昨今は、身近な日用品の値上がりもあり、私たちの生活にも影響が出ておりますが、原材料など材料の値上げも後を絶ちません。
取引先様からの値上げの依頼を単純に受け入れるだけではなく、仕様変更、発注数変更、納期変更、発注方法の変更など、切り口を変えたご提案をさせていただき、少しでも値上げを抑えていただけるのかを交渉しております。
ベンカン・ベトナムとのコミュニケーションとなれば、やはり言葉です。
現地には、日本語が話せるスタッフもおりますが、間違った日本語や、曖昧な言い方をしてしまいますとミスコミュニケーションが発生してしまいます。
そこは慎重に、尚且つ分かりやすく、丁寧に伝えるようにすることが重要となります。
ベンカンでは、コミュニケーション能力向上に役立つ、ホールパート法や鬼速PDCAを活用してロジック構築に取り組んでいます。
今後もコミュニケーション能力を高めて、生産管理の成果を高めることに努めて行きたいと思います。