品質「SUパイプ」
- 2018.06.21
|顧客満足(CS)
企業にとっての目的とは、「顧客の創造」と言われ、存在意義ともなります。
そして、そのために必要なのが「顧客満足」です。
「顧客満足」とは、企業が提供する製品やサービスによって、顧客に満足してもらうことを目的とした概念のことです。
英語では「Customer Satisfaction」といい、一般的に「CS」と言われています。
特にベンカンでは、その強みとして、営業のセールスエンジニア意識を大切にしてきました。
しかしながら、「顧客満足」とは、個人の主観によるところであり、本来漠然としています。
故に各企業は、ターゲットの顧客層や指数など、より客観的に評価できる指数を設定しています。
https://www.benkan.co.jp/column/5560.html
|TQM(総合品質マネジメント)
ベンカンにおきましても、いくつかの切り口で、「顧客満足」を検証しております。
特に製造業の立場からすると「品質保証」は、非常に重要な「顧客満足」の切り口であると捉えております。
しかしながら、従来の「品質保証」は、「品質管理」に近いものでした。
「品質管理(Quality Control)」とは、公的あるいは社内規格に基づき、品質の確保と向上に取り組むものです。
それは、ある意味、内向きのプロダクトアウト発想に近いものであったと捉えております。
現在、ベンカンで取り組んでいるのが、「TQM(Total Quality Management:総合品質マネジメント)」です。
これは、「品質管理」は当然ながら、顧客の皆様のニーズに応えた研究開発(源流管理)と販売後の顧客の皆様のニーズにお応えする「アフター管理(After Control)」までの品質を総合的に取り組む考え方です。
https://www.benkan.co.jp/value/qa/7031.html
|「SUパイプ」の製造・販売
TQMを実践する上では、いくつかの取り組みがあります。
その中の一つが、パイプの製造、販売です。
従来、ベンカンは、メカニカルジョイントの専業メーカーでした。
顧客の皆様は、メカニカルジョイントをベンカンから調達された上で、パイプはパイプ専業メーカーから調達されておりました。
しかしながら、配管をシステムとして捉えた場合、その品質を保証するには、決して、メカニカルジョイントだけでは万全とは言えません。
それは、接合する上で、パイプと共にプレスしたり、パイプの管端を拡管するなどの加工を施す必要があり、パイプの品質によってメカニカルジョイントの性能に悪影響を及ぼす場合があるからです。
そこで、ベンカンでは、TQMの観点からステンレス配管のメカニカルジョイントメーカーとしては唯一、対応する一般配管用ステンレス鋼鋼管(JIS G 3448)「SUパイプ」を製造・販売しております。
その主旨からも、ベンカンのステンレス配管用メカニカルジョイントには、ベンカンの「SUパイプ」をご使用いただけますようにお願い申し上げます。
その他にも、顧客満足を追求する意味でもTQMを実践してまいります。
田中 利憲(Toshinori Tanaka) 営業部 部長